ご飯 ページ12
数年ぶりに再開する彼らとの食事はこれでもかってくらい気まずかった。
まぁ彼らはあの時のままだし、私は彼らのことを知らない振りをしているし、twiceのみんなは状況が理解出来てないし、
そりゃあ気まずくもなるわね…
それでも何とか食事も終盤になり、無事彼らと別れることが出来た。
ただ一つだけ、彼らと連絡先を交換されられてしまった。
これ以上近くにいたくなかったのに。
みんなは絶対に人気になる。
だからこそ私の事なんてさっさと忘れて夢に向かって進んで欲しかった。
私には暗い過去があるから、、、
私が進めなかった明るい道をみんなには歩いて欲しい。
私といたらまたみんなを闇に引き込んじゃいそうになる。
私は弱いから…無力。
それが1番辛い。大好きな人達に何もしてあげられない。
唯一みんなを救う方法が離れることなんてかっこ悪すぎるよね。
私はこれからもみんなの憧れのヌナでいたい。
忘れてって言ってるのにわがままなのは分かってる。
でもせめて…みんなには私みたいな人間になって欲しくないから。
「みんな、ごめんね。
もう次は会っても動揺なんてしない。
みんなを無駄に傷つけたりしないからね。」
私はまたすぐに再会することになるなんて知らずに眠りについた。
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作者名:茉莉 | 作成日時:2018年8月18日 1時