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15恋 家 ゆうか ページ16
家に着くと、私はまっすぐ部屋へ駆け込んだ。
聡ちゃんが私と中島くんを二人きりにしようとした時、
胸をむちゃくちゃに破り捨てられたような、なって表現したらいいかわからない気持ちになった
こんな気持ちは初めてだった
明るさの失せた部屋の中で、私は床に座り込んだ。床の冷たさが、まだ制服のままだった私の足を冷たくしていく。
体温が奪われていく
その日私はそのまま寝てしまったらしい。母がいつのまにか私をベッドに運んでいた。母は何も言わなかった。
ただ、翌日、健人くんの誕生日の日、私は言った
「お腹が痛い」
本当に痛かった。嘘じゃなかった
母も言っていた
「顔色がすごく悪い。大丈夫？」と
結局、私は学校を休み、健人くんの誕生日会も参加しなかった
ー
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作者名：ゆうか＆慧jump x他1人 | 作者ホームページ：http://wakabassl
作成日時：2019年11月14日 23時
