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『我慢ならん同居解消だ』
「何でだよ！？」
重々しい顔つきでそう告げたA。突然の出来事に驚きを隠せず凭れていたソファから飛び起きた。
世紀に残る黒歴史を爆誕させたのが五日前。一週間経とうかという所で、なぜ。
純粋な疑問をぶつけると、『はァ〜〜〜！？！？』と顎をしゃくらせながらキレられた。火に油を注いでしまったらしい。
『何で？？いま何でっつった？？？分からねえって言うのかテメェ、お？？？？？』
「わからん」
素直にそう言い放つ。分からないものはは分からない。
『カーーッ！！』と叫び髪を振り乱して頭を抱えるA。全く見当がつかないが俺は相当なことをしたようだ。
『そうだよなァ·····世の男が女の ｢察して｣ を察せたためしがないもんなあ、そうだよな·····しかもクソガキ相手だしな、うんしょうがないしょうがない、だってスカポンタンだもんな、うん』
「怒涛の罵倒」
『チェケラ』
「韻踏んだわけじゃねえんだよ」
Aは乱れた髪を手ぐしで直しながらおもむろに立ち上がったかと思うと、ペンと紙を持って戻ってきた。
それらを机の上に置き、ソファに座る俺の正面に座り直した。
『
「ルール？」
俺の言葉に頷くA。確かに他人同士が一緒に住む場合、そういうのは決めるものだ。決めていなかった俺たちはある意味間違えていると言える。
『いいか甚爾、確かに私はここに住んでいいと言った。お前は未成年だ、金のことはどうでもいい。だけどな、メシも掃除も私が世話を焼くなんて言ってねえんだよ、オイ』
「··········。」
思い当たる節があった俺は口をキュッと結ぶ。
そう言えばまあ確かに、何から何まで任せっぱなしだった気もする。どうやらAはそれがストレスだったらしい。
『手前ェが将来ヒモになろうがなるまいが知ったことじゃないけどな、今甚爾を金銭面で世話してんのは私だ。そうだろ』
「おう」
『それをお前、身の回りの世話まで私に任せるだなんてそんな、常識知らずなことはしねえよな、普通。なあ』
「·····おう」
『ところで今日の夕飯の皿洗いがまだだな』
「やります」
・
一、皿洗い・風呂掃除・洗濯は甚爾担当
一、食事・掃除はA担当
一、門限なし
一、朝帰りになるんだったら一報入れろ
「最後なんだよ」
『年頃だしなと思って』
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ツバメ - 甚爾達が面白い もっと続編見たいです更新頑張って下さい 出来たら大人になった甚爾を呪詛側にわやらず何とか東京校の高専に通わせ卒後も高専術師側にして欲しいです (2022年2月23日 1時) (
レス) @page22 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
リートゥ(プロフ) - 更新ありがとうございます！！！ (2021年2月16日 20時) (レス) id: edb0872f6e (このIDを非表示/違反報告)
綿(プロフ) - .さん» ありがとうございます(TT)頑張ります！ (2021年2月16日 20時) (レス) id: 797cd158c1 (このIDを非表示/違反報告)
. - とてもおもしろかった！更新楽しみに待っています。 (2021年2月6日 3時) (レス) id: 0b60fa6ccb (このIDを非表示/違反報告)
綿(プロフ) - Ako Daitoさん» 丁寧なお言葉で、、。ありがとうございます。笑 (2021年1月6日 22時) (レス) id: 797cd158c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綿 | 作成日時：2020年12月8日 20時
