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注意
この先術式についての説明を書きますが、ネットの内容がわからなすぎてしっちゃかめっちゃかになったので名称を借りた九割捏造であるとご了承ください。
結構ふわっとしてます。
○○○○○
『じゃ、おやすみ』
「待てコラ馬鹿」
いつもより多い唐揚げを食って、いつもと違い入浴剤の入った湯船に浸かって、いつもよりフカフカな布団に沈められたと思ったらいつのまにか電気を消され寝させられそうになっていた。
我に帰り寝室へ行こうとするAの腕を引っ掴んで止める。
Aは小さく『チッ』と舌打ちする。おい聞こえてんぞ。
『あんだよ寝させろよ〜疲れてんだよ〜』
「うるせえ聞きたいことが山ほどあんだこっちは」
『明日な明日、明日話すってマジで。
遅いからもう寝ろよ、な?』
「てめェの魂胆は分かってんだよ、このままあやふやにはさせねえぞ」
『チッ』
「聞こえてんだよ」
Aは心底嫌そうな顔をしながら大きなため息を吐く。
寝室ではなくソファに向かい深く腰掛けた。
それに倣いテーブルを挟んで正面に座る。
Aはしばらくそのまま黙っていたが、おもむろに顔を上げ口を開いた。
『まあなんとなく分かってるだろうが、私は術式持ちだ』
「やっぱりな」
『雑魚呪霊と雑魚術師が気付かなかったのも私の術式だ』
やはり、あの不自然な現象はAによるものだったらしい。
しかし、一体どんな術式なのか。想像はつかない。
俺は空気が張り詰めるのを感じながらAの次の言葉を待った。
『甚爾、
"呪い" を "禁ずる" と書いて呪禁だ。呪言じゃない。
まあ色々あって呪術の確立前に廃れたモンだよ。
"「呪禁師」とは白鳳に咲き天平に散った歴史の
·····な〜んてふうに教わったけどまぁざっくり言うと白魔術師的な。
使い道は呪術と違って治療目的が多くて、病気治したりとかな。
だからか分からんけどウチは皆長生き。
ひいひい婆ちゃん生きてるもん』
「マジで何歳」
『百二十一』
「ヤバ」
写真を見せてもらったが艶のある白髪が目を引く気の強そうな婆さんで、どことなくAに似ていた。
写真の中にはAの家族が勢揃いしていて、超長生きな婆さんがいる以外は中の良さそうな普通の家庭のようだった。
・
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ツバメ - 甚爾達が面白い もっと続編見たいです更新頑張って下さい 出来たら大人になった甚爾を呪詛側にわやらず何とか東京校の高専に通わせ卒後も高専術師側にして欲しいです (2022年2月23日 1時) (レス) @page22 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
リートゥ(プロフ) - 更新ありがとうございます!!! (2021年2月16日 20時) (レス) id: edb0872f6e (このIDを非表示/違反報告)
綿(プロフ) - .さん» ありがとうございます(TT)頑張ります! (2021年2月16日 20時) (レス) id: 797cd158c1 (このIDを非表示/違反報告)
. - とてもおもしろかった!更新楽しみに待っています。 (2021年2月6日 3時) (レス) id: 0b60fa6ccb (このIDを非表示/違反報告)
綿(プロフ) - Ako Daitoさん» 丁寧なお言葉で、、。ありがとうございます。笑 (2021年1月6日 22時) (レス) id: 797cd158c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綿 | 作成日時:2020年12月8日 20時