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貴方side
何故か昨日の記憶がぽっかりなくて、あからさまに朝起きたときの皆からの反応がおかしかった今日この頃。
別に気にするレベルではないので、サラッと受け流す。
そんな中、普段なら「ダリィねみぃ帰りたい」みたいな顔して朝飯を食べている国見が、目をかっぴらいて俺をガン見している。すごく違和感。怖い。
なんなら睨んでいるようにさえ見えるその視線は、明らかに俺に穴を空けさせようとしている。痛いようお兄ちゃん助けて(裏声)
きっと、昨日の俺が何かをしたのだろうが、何分覚えていないのだから困る。
『どうせ二十年後には忘れてっから別にいいや』とかほざいていた５秒前の自分を殴りたい。
ねえこれどうすればいいの？金田一に助けを求めてみたが「アカンもん食った」みたいな顔で全力拒否された。おい。
とりあえず国見の刺すような視線から逃げるように少し離れたテーブルに座るも、その視線が鳴りをひそめることはなく、なんならむしろ増してる。
『なー、月島ぁ』
「なに」
金田一はダメだったが、月島ならいけると思う。きっと知ってる、と思い、国見の様子を伝えると、あぁ、と頷いた。ねぇ教えて。
『なんで国見あんなに俺を見てくるの？怖い。俺なんかした？』
「自分の胸に手を当てて考えてみなよ」
『頭打った？』
「いやそれ暴言。まぁ、僕から言えることはないから。本人に聞いてみなよ」
『やっだよ怖いじゃん！！！』
「僕知らな〜い」
ハハッ、と笑うと、月島は立ち去って行った。
なんなの！？教えてくれたっていいじゃないか！！
そろ〜、と国見の方へ視線を移すと、全く動かずに俺を睨みつけていた。もぉ〜、なんなの〜？ご飯ちゃんと食えよぉ〜。
まぁでも確かに、月島の言うことにも一理ある、と俺は意を決して国見に近付いた。
目の前の席に座ると、国見はぶすくれた顔をして
「·····なんだよ」
『なんだよってなあ、そりゃこっちのセリフだよ。
どうしたんだよ、そんなに俺のこと見て。俺なんかした？』
そう問うも、国見の眉間のシワはどんどん深まるばかり。
ねぇぇ〜お願いだからなんか言ってよー。
「·····昨日俺に全然懐いてくれなかった」
『は？』
「金田一にはとうもろこしだのなんだの言って遊んでたくせに、俺には全然寄ってこなかった」
『え？』
「どんだけカフェオレチラつかせても全っ然でさあ、なんなの、ほんとに、ねえ」
『え、いや、あの』
本当になんのお話をしてらっしゃる？
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五月雨 - 面白くて一気見しちゃいました！更新楽しみにしてます♪ (1月5日 18時) (
レス) @page13 id: 301607acc2 (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃん - 続きー！！続きが見たいー！ (2021年5月5日 23時) (レス) id: a3af71e66d (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福 - 凄く面白いです！ニヤニヤしながら見てました！更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2020年10月26日 16時) (レス) id: be82674743 (このIDを非表示/違反報告)
さとみ - 笑笑!ww めっちゃ面白かったです！ 更新楽しみにしています。いつまでも･･･まってぇまぁす* (2020年9月18日 16時) (レス) id: 98090946be (このIDを非表示/違反報告)
りな - 凄く面白かったです!更新楽しみに待ってます！応援してます!! (2020年7月4日 2時) (レス) id: 55c1958e88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綿 | 作成日時：2018年11月30日 23時
