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貴方side
「えーそれで、合宿に向けての話をするが」
パラパラと手元の手帳をあおっていた手を止め、苦虫を噛み潰したような顔をして俺たちを見回した。
「えー合宿前に、
･････････期末テストが、ある」
「「「い"やあぁぁぁああぁあ！！！！」」」
『わあ』
咄嗟に耳を塞いでしまう程の悲鳴に顔を顰める。
さすがバレー部、腹式呼吸。普段から声出してるだけあるわ。
「もちろん、赤点取れば補習があるわけで、赤点取った場合、
合宿には行けません。」
うん、だろうな。
俺はいつも通りの顔をして、チラリと隣の五色を見つめる。
五色も俺を見ていて、その顔は蒼白だった。
「さ、聡、お俺、俺、やっやばヤバいかっかも･･･！」
『うんスゴく伝わってくる』
弱々しく俺の腕を掴み、ゆっくりと振る。
そんな五色に『中間テストはどんなだったの？』と聞くと、
「全教科、赤点ギリギリでした」
『Oh･･･』
思っていたよりも悲惨だった。
これ、期末はもっと範囲も広がるしヤバいんじゃね？
そんな俺の顔から何かを察したのか、五色は俺の肩を力強く掴むとグォングォンと激しく揺らす。
「頼む！頼む聡！！俺に勉強を教えてくれ！！」
『わっわかったわかった、わかったから！！
痛い痛い首取れるってちょっとわかった酔うから離せ･･･！！』
「はァッ！ごめん！！」
どうにか離してめらった俺は、暫く死んでいた。
俺揺れに弱いのよ･･･。
「ていうか聡って頭いいの？」
そんな疑問が川西先輩から飛ぶ。
そうだよ、俺がバカだったら教える教えない以前の問題だ。
すると覚が、自慢げにフフン、と鼻を鳴らし川西先輩を見下ろす。
「なァに言っちゃってんの太一ィ〜
聡はこう見えても中間テスト学年１位の秀才ヨ〜」
「え"っ」
「マジか聡！！」
『マジ』
俺が意外と頭がイイということがわかったところで部活が終了。
俺はその夜から五色に勉強を教えることとなった。
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緋色(プロフ) - カフェオレマンに笑った (11月18日 16時) (
レス) @page31 id: 97dd8743d7 (このIDを非表示/違反報告)
綿(プロフ) - 舞さん» 早速リクエストありがとうございます！！承知致しました！！ (2018年11月20日 19時) (レス) id: 57f02aab48 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - リクで、聡が子供になっちゃってみんながメロメロに…！的な展開が見てみたいです！お願いします！ (2018年11月20日 2時) (レス) id: 61de501e96 (このIDを非表示/違反報告)
綿(プロフ) - 雷雅さん» ありがとうございます！！頑張りますー！！ (2018年11月20日 1時) (レス) id: 57f02aab48 (このIDを非表示/違反報告)
雷雅 - 更新頑張ってください！ (2018年10月17日 20時) (レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綿 | 作成日時：2018年7月2日 20時
