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貴方side
『ねぇ、聞いてない･･･聞いてないです･･･』
翌日の朝。
とてつもないハイテンションで俺の部屋へ入って来たのは兄の覚と五色。
耳元で延々と「起きて聡！！グッモーニーーーン！！」と叫んでいる。
『なに･･･？なんなの一体･･･？』
「朝練だヨ〜、聡はマネージャーなんだから参加しなきゃダメだよ〜」
「起きろ聡！俺のサーブを見届けろ！！」
『俺が見届ける意味ありますかね･･･！？』
寝巻きのジャージのまま、覚と五色に体育館へ強制連行される。
あぁ･･･跳ねるボールの音が耳に毒･･･。
「聡トージョーでーす！！」
『お家帰りたいぃ･･･』
「とても兄弟とは思えない温度差」
瀬見さん･･･そんな冷静なツッコミしてないで助けて･･･。
俺いつか覚に殺される気がしてならない･･･。
そんな俺の気持ちを知ってか知らずか、大平さんが「離してやんなさいな」と助け舟を出してくれた。
ヤバい･･･一生ついて行きます先輩･･･！！
「あのね、聡に渡したいもんがあんのよ」
『はぁ』
すると、川西さんが大きめの袋を持って来て、俺に手渡した。
「開けてみ」と言われ、おそるおそる中を覗くと
『チームジャージ･･･！』
「仮とはいえ、聡も仲間だからな」
そんな大平さんの言葉に心が温まる。
でもね、スミマセン。ひとつ気になって仕方ないんです。
『ジャージって･･･昨日の今日で届くもんですかね』
「「「･････････」」」
『全員一斉に顔そらすのやめてもらっていいですか』
どう考えても着くの早すぎるでしょ。
そして目に止まったのは、不自然に口笛を吹いている
『覚ィ』
「ウィッス」
汗をダラダラと流す覚に詰め寄る。
覚はいまだに俺と目を合わせようとしない。
『明らかに既に用意されていたジャージがあるっていうのはどういうことなのかな？』
「･･･えーっとネ、それはツトムの余りで」
『こんなに身長違うのに？？俺にジャストフィットですけどこれ？』
「っぐゥ･･･！」
容赦なく問い詰めると、「ゴメンなさァい！！！」と絶叫謝罪する覚。
さて、洗いざらい吐いてもらいましょうかね。
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緋色(プロフ) - カフェオレマンに笑った (11月18日 16時) (
レス) @page31 id: 97dd8743d7 (このIDを非表示/違反報告)
綿(プロフ) - 舞さん» 早速リクエストありがとうございます！！承知致しました！！ (2018年11月20日 19時) (レス) id: 57f02aab48 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - リクで、聡が子供になっちゃってみんながメロメロに…！的な展開が見てみたいです！お願いします！ (2018年11月20日 2時) (レス) id: 61de501e96 (このIDを非表示/違反報告)
綿(プロフ) - 雷雅さん» ありがとうございます！！頑張りますー！！ (2018年11月20日 1時) (レス) id: 57f02aab48 (このIDを非表示/違反報告)
雷雅 - 更新頑張ってください！ (2018年10月17日 20時) (レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綿 | 作成日時：2018年7月2日 20時
