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五色side
授業終了の金が鳴り、食堂へ行くべく教室を出る。
廊下を歩いていると、正面から見知った顔が近付いてきた。
『あっ!天童さん!』
赤髪が特徴的な部活の先輩、天童覚。
だがいつもとは打って変わり、ツンツン立たせている髪の毛を下ろしている。
雰囲気がいつもと違く感じるのは、髪形の所為だろうか。
『髪の毛下ろしてるなんて珍しいですね、天童さん!』
「えっ?・・・あ、うん」
俺が話しかけたことに、一瞬驚く天童さん。
そして眉をひそめながらもいつもより小さな声で俺に返す。
少し様子が変だな、と思いつつも話を続ける。
『俺食堂行きますけど、先輩一緒にどうですか?』
「・・・えと、遠慮しとこう、かな」
あまりハキハキしない喋り方に違和感を感じるも、『そうですか!』と頷く。
『それじゃあ、失礼します!』
「あっ、うん」
ペコリと丁寧に頭を下げ、再び食堂へと繋がる廊下を俺は歩み始めた。
「・・・・・・え、今の、なに」
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緋色(プロフ) - カフェオレマンに笑った (11月18日 16時) (レス) @page31 id: 97dd8743d7 (このIDを非表示/違反報告)
綿(プロフ) - 舞さん» 早速リクエストありがとうございます!!承知致しました!! (2018年11月20日 19時) (レス) id: 57f02aab48 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - リクで、聡が子供になっちゃってみんながメロメロに…!的な展開が見てみたいです!お願いします! (2018年11月20日 2時) (レス) id: 61de501e96 (このIDを非表示/違反報告)
綿(プロフ) - 雷雅さん» ありがとうございます!!頑張りますー!! (2018年11月20日 1時) (レス) id: 57f02aab48 (このIDを非表示/違反報告)
雷雅 - 更新頑張ってください! (2018年10月17日 20時) (レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綿 | 作成日時:2018年7月2日 20時