天童、弟いるってよ。【ハイキュー】

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貴方side





第１挑戦者：青葉城西





「はいというワケで割と強引に始まりました今大会ですが、
第１挑戦者の青城キャプテンである岩泉さん、今のお気持ちをどうぞ」


「あー、えー･･･よくわからんが頑張ろうと思う」


「ねぇちょっと待って開始早々語弊がある語弊が。

俺がキャプテンね！？俺が！！
サラッと岩ちゃんをキャプテンにしないでっていうかお願いだから皆ツッコんで！？！？

ていうか風呂場でなんつーゲーム始めようとしてんの服着てんじゃねぇよていうか(以下略)」





いやアンタも開始早々やかましいわ。

そんな及川さん一発レッドカード強制退場となり罰として部員全員にジュースを奢ることになったザマァ。


うんまぁ、そんなこんなで始まった大会。
だが正直言って最もこの学校が正答率低いと思う。

なぜなら





「クッソ･･･天童のゲス顔が嫌すぎて一度もまともに顔を見たことがないのが仇になったか･･･」


「ヤバいわからない･･･髪型が金田一っぽかったのしか思い出せない･･･」


「正直言ってバケモノにカテゴライズされてるから湯船につかっているのすら違和感」





いや酷い。

こんな青城の様子に白鳥沢も頭を抱え、





「青城の天童の扱いえげつねぇな･･･」


「しかも聡とは会ったばっかでろくに顔合わせてないんでしょ？
無理ゲーじゃんか草生える」


『(やべぇ逆上せてきた)』


「(えっ青城の連中ヒドすぎない？
ドイヒーだよドイヒー)」





結局うんうんと唸ったまま答えも出ず、10分が過ぎた。


あっこれ終わんないヤツだ。
無理難題を提示しちゃったヤツだ。


そう白鳥沢全員が諦めかけ、俺が逆上せそうになったその時、国見と金田一が遅れて風呂にやって来た。

この状況を簡単に説明された国見は、少し首を傾げ、何の躊躇いもなく





「え？こっちが聡でしょ？」





と、俺を指差し言ってのけた。

唖然とする我々。
えっ国見様じゃん。さまさまじゃん。





『えっ･･･え？国見大正解･･･え？
スゴいよくわかったね』





ザバッと湯船から上がり、体を冷やす。
いや〜熱かった〜。

どうやってわかったんだと両校が国見にわらわらと詰め寄る。





「聡の方が死んだ目してた」


『感動を返せ』





獲得ジュース：７本






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