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貴方side





「お、終わったぁ・・・」





あの後どうにかこうにかご飯を作り終え、只今ちょっと休憩中。





『俺、あんなに死を覚悟したご飯作り初めてです・・・』


「いい経験になったでしょ」


『いいえ全く』





「ついでに言うと合宿中はずっとこうだからね」と言われた時はマジで意識飛ぶかと思った。
女性は偉大ですね。





「じゃあ聡くん、腹が減って減って仕方がないであろう部員たちを連れて来て。
ついでにメシ残したらただじゃおかないとも言っておいて」


『しゃっす』





俺は熱気に当てられ続けほんの少し赤くなった腕を眺めながら体育館へと向かう。
ガラリとトビラを開けると、中ではまだ試合中の学校が。

あぁ、少し待とうかな、と横に目をやると、そこには若干引いた目をしている月島が立っていた。





「君、なんで死地を潜り抜けてきたみたいな顔してるの」


『えっ何それどんな顔よ・・・』


「生気ゼロ血の気ゼロやる気ゼロって感じ」


『とんでもないなそれ』





俺の顔そんなに死んでるだろうか。

グイグイと頬をマッサージする。
そして本来の目的を思い出し、月島に昼飯のお時間であることを伝えた。





『ついでに言うと残したらただじゃおかれないよ』


「よくわかんないけど肝に銘じとく」





そうしてください。

烏野は月島が伝えてくれるとして、お次はウチだ。
俺は見慣れたメンバー達の元へ小走りで向かった。





「お!聡ー!」


『よす五色。おつかれ』





俺にいち早く気付いた五色がブンブンと手を振る。
俺は駆け寄ると、牛島先輩に昼飯の話をする。





『お昼の準備が出来たので、混む前に食べちゃって下さい』


「そうか、わかった」





白鳥沢勢は食堂へと向かった。

その後青城にも伝えると、及川さんにウザイ絡み方をされたので岩泉さんに後頭部全力投球してもらった。
とても痛そうだったけど自業自得だと思いました。



残るは音駒と梟谷である。

まだ試合中のようで、只今3セット目の終盤。
わー激しい。

にしても、勝敗は拮抗していてなかなか終わりそうにない。
俺は試合が終わるまで待つのをやめ、早々に伝えるだけ伝えて戻ることにした。

俺は音駒のベンチに歩み寄り、目立っていた銀髪のノッポさんに話しかける。





『あの、すみません』


「あっハイ!誰スか!!」





あっこれは相手のチョイス間違えちゃったパティーンだ。







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緋色(プロフ) - カフェオレマンに笑った (11月18日 16時) (レス) @page31 id: 97dd8743d7 (このIDを非表示/違反報告)
綿(プロフ) - 舞さん» 早速リクエストありがとうございます!!承知致しました!! (2018年11月20日 19時) (レス) id: 57f02aab48 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - リクで、聡が子供になっちゃってみんながメロメロに…!的な展開が見てみたいです!お願いします! (2018年11月20日 2時) (レス) id: 61de501e96 (このIDを非表示/違反報告)
綿(プロフ) - 雷雅さん» ありがとうございます!!頑張りますー!! (2018年11月20日 1時) (レス) id: 57f02aab48 (このIDを非表示/違反報告)
雷雅 - 更新頑張ってください! (2018年10月17日 20時) (レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綿 | 作成日時:2018年7月2日 20時

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