【ツイステ】ハートの女王に憧れた少年とアリスに憧れた少女 (ページ5)

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Episode4 再会は突然ページ5

【リドルside】

Aと会わなくなってからはや10年。
僕はナイトレイブンカレッジに通い始めて2年が経つ。新入生が入ってきてから3日後、今度はとても珍しく転入生が来るらしい。
ナイトレイブンカレッジに転入生だなんて初めてじゃないか？
そう思いながら式典服を身にまとい鏡の間に向かう。

ーー
in鏡の間

学園長｢みなさん、揃いましたか？ん、あれ、転入生が居ませんね？！｣

エース｢監督生と同じパターンかー？w｣

デュース｢笑い事じゃないだろう！全く、何処にいるんだ？｣

グリム｢なんだなんだー？何があったんだー？｣

全く、今回の奴も手のかかる奴か…。

？？｢んぁー？ここで場所あってますかねぇー？｣

リドル｢っ…！｣

トレイ｢リドル、どうした？｣

いつしか聞いたことのある鈴のように高い声。

振り向けばそこに彼女はいた。
薄い金糸のような髪を靡かせて
まるでフランス人形かのように白い肌
華奢な身体

そして

心の奥底を見透かしているような澄み切った水色の瞳

昔見た時よりかは大人びてるが彼女であることは間違いない。

A｢あらあらみなさんお揃いで～。どうも、『ロイヤルソードアカデミー』から転校してきました～。A･アリシールです～。以後お見知りおきを～｣

周りはざわめき始める。

モブ1｢ロイヤルソードアカデミーだって！？｣

モブ2｢なんでそんな奴がここに来たんだ！！｣

周り｢そーだ！そーだ！！｣

モブ3｢しかも女だと！？｣

モブ4｢この学校に女なんていらないぞ！！｣

周り｢そーだ！そーだ！！｣

学園長｢はい！皆さん静粛に！！マジカルペンを振らない！！彼女は訳あってロイヤルソードアカデミーからナイトレイブンカレッジに来ることになったんです！！｣

A｢はぁ～、みなさん男なのにキャーキャーピーピーうるさいですね～。そんなんじゃ女みたいですしモテませんよ～？｣

周り｢なんだと！？！？｣

学園長｢はいはい、Aさん煽らない！！さぁ！闇の鏡の前に立ってください！｣

レオナ｢ほぉ。随分面白い奴が来たじゃねぇか。｣

ラギー｢生意気な女っすねぇ～！シシッ！｣

A｢あ～、めんどくさい～！なんで鏡の前に立たなきゃ行けないわけ～？｣

スッ。

闇の鏡｢汝の名を告げよ……｣

A｢A･アリシール｣

闇の鏡｢A･アリシール…｣

闇の鏡｢汝の魂の形は………ハーツラビュル。｣

リドル｢っ…！｣