【ツイステ】ハートの女王に憧れた少年とアリスに憧れた少女 (ページ21)

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Episode19 お茶会の終演2 ページ21

【Aside】

トレイ｢わかった。｣

クローバーさんは何か言おうとしたけどリドルをそのまま抱えた。

良かったね、リドル。こんなにリドルを大切に思ってくれる人がいるじゃない。貴方は最初から1人なんかじゃなかったんだよ。

学園長｢とりあえず、みんな今日のところは各自部屋に戻って休んでください。リドル君は保健室へ。Aさんは申し訳ありませんが学園長室へ。｣

呼ばれたか。まぁ、今回もやっちゃったからな。

監督生｢Aちゃん大丈夫…？？｣

『平気だよ！さ～てと！みんな帰った帰った～！ちゃんと休んで明日また会おーね～！』

エース｢あー、疲れた。まだ寮長謝らせてねぇし、明日絶対謝らせるんだからな！！｣

デュース｢はぁ。なんでお前はそうなんだ…。｣

ケイト｢大丈夫？トレイ歩ける？｣

トレイ｢大丈夫だ。リドルを保健室に連れて行ってくる｣

ケイト｢りょーかい、じゃ、僕は帰ろっかな｣

グリム｢あっ！これ、前に食べたヤツなんだゾ！！｣ﾓｸﾞﾓｸﾞ

監督生｢あ！！こら！！拾い食いダメ絶対！！｣

ふぁ～。私も行きますか！

ーー
in学園長室
【Aside】

『失礼しま～す。』

学園長｢来てくれましたか…！｣

『え。言われればきますけど』

学園長｢よかったです。｣

え、私なんだと思われてるの？←(A.問題児)

学園長｢ゴホン！とりあえず呼んだ理由についてお話します｣

学園長｢Aさんは、本当に薔薇の王国出身ですか？｣

来た。

『そうですけど』

学園長｢そうですか…。薔薇の王国にここまで膨大な魔力の持ち主が居ると聞いてこなかったので、少し疑問に思ったんです。｣

『そうですか～。』

学園長｢君はこの学園で1番の魔力を持つ人と同等レベルの魔力です。なので少し疑問に思ったのです。｣

『そうなんですか。』

学園長｢まぁ、近いうちに彼にも会っていただきますので、よろしくお願いします。｣

彼、か。思いつかんな。誰だろ。

『はぁ。』

学園長｢あ、そうそう。Aさん、そろそろハーツラビュル寮に戻りませんか？｣

『うぇ～？規則やらルールやらの所に？』

学園長｢まぁ、それはさておき、期間限定の話だったでしょう？監督生もグリムでそれなりに手を焼いているんですよ｣

『う、うぅ～。』

学園長｢お願いできませんかね？｣

『嫌って言ったら？』

学園長｢今までのサボりもあるので確定留年ですね｣

『う。』

学園長｢まぁ、明日までに返事をお願いします。私、優しいので。｣

『はい…』