【ツイステ】ハートの女王に憧れた少年とアリスに憧れた少女 (ページ20)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:40,936 hit

Episode18 お茶会の終演ページ20

【トレイside】

リドル達が消えてから数十分。

ピカーーーーーッ！！！！！！

トレイ｢またかッ！｣

あまりの眩しさに目を瞑った。
光がだんだん薄れたと思い目を開ける。

そこにはリドルを抱きしめる問題児と抱きしめ返すリドルだった。

俺はとっさに駆け寄った。

トレイ｢リドルッ！｣

リドルはまだ気を失っているようだ。

問題児は、と思い目を向けると

目が合った。

ーー
【Aside】

帰れたか。と思い目を開ければ
リドルが安静かを見ている緑頭の人がいた。
この人、リドルの記憶で見た人だとじっと見ていたら
突然こっちを向いた。

え？何？あ、もしかして私の安否を確認しようとしてくれてたの？
てっきり、逆に急いでリドルから離そうとすると思ってたわ。

口調がおかしいって？私普通の口調が無いの。ごめんね！

えぇーっと、この緑頭の人の名前、なんて言うんだったっけか。うぅーん。わからん。
とりあえず目元にクローバー描いてあるからクローバーさんにしよ。

『あの、クローバーさん』

トレイ｢……。｣

え？無視？

『あの～、もしもーし？』

監督生｢トレイ先輩居たんですか！？ってAちゃん！！リドル先輩も居る！｣

あぁ、実家に帰ったようなこの安心感。

『ユウ！ただいま！！』

監督生｢ただいま！！じゃないでしょ！！もう！！どこに行ってたの！！！トレイ先輩も何か言ってやってください！！｣

トレイ｢……。｣

あれ、この人また無視？

監督生｢トレイ先輩？？ッ！！き、気絶してるーッ！！！！？？？？｣

『えっ？気絶してるの？』

グリム｢なんだなんダ！！見つかったのカ？？｣

デュース｢監督生どうしたっ！！！｣

ケイト｢トレイ君！？！？えっ！？なんで気絶してるの！？｣

エース｢よかったぁー！！急に走り出してリドル先輩のとこ行った時は焦ったぜ～。ホントに｣

学園長｢みなさん！！大丈夫でしたか！？｣

エース｢学園ちょー！とりあえずみんな無事っす｣

デュース｢Aとリドル先輩が1回消えたと思ったらまた出てきました｣

学園長｢ふむ…。よく分かりませんが無事だったんですね、よかったです｣

ケイト｢トレイ君！！大丈夫！？戻ってきて！！｣

トレイ｢……はっ！｣

『あ、』

トレイ｢あ…えっと、大丈夫か？怪我は？｣

『いや、無いです。それより、はい。』

私はそっとリドルをトレイ先輩に向ける

トレイ｢えっ｣

『幼なじみ。なんでしょ。私といるより貴方といた方がいい。お願い。』