配信してたらなんか来た()２【歌い手】

げほっ()。 ページ3

メニューボタンらしきバーコードマークをタップすれば、そこには色んな項目が並んでいた。お、やっぱこれがメニューマークか。

上から順に。
▶すてーたす！
▶いくいぷめんと！
▶あいてむ！
▶くいっくせーぶ！／くいっくろーど！
▶とじる！




A「いや待て()
equipmentって･･･装備の事だよな、恋愛ゲームでなんで武装しなきゃならん？」

キヨ「世界観わかんねえww
取り敢えずクイックセーブしとこうぜ」

A「りょ」

▶くいっくせーぶ！

A「さて、ここは無難に定期持って電車で向かうにしとくか」

▶忘れた定期を持って電車で向かう。

ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ


キヨ「お、満員電車」


ピンポーン

A「お。ウーロンハイ来た」




インターホンが鳴って、一旦席を立って玄関に向かった。
扉を開ければ案の定、お隣ニコバーの店員さんで。トレーに乗せて零れないように手を添えられてるウーロンハイを受け取った。

そしてまたキヨの隣に座った。
まず一口ごくり。うまぁ。

てかあれだよね。
乙女ゲームでこう言う満員電車のシーンって･･･痴漢されるか壁ドンされながら守られるかのどっちかだよね。




のの子『(う、うう･･･なんかさっきから足、誰かに触られてる気が･･･)』

？？？『ふふ、かわええなあ。
生脚見せびらかして･･･誘っとるんか？あ？』

A「げほっ()」

キヨ「ブフォwwww」




吹いたし、噎せた()

唐突なイケボなその声は、聞き覚えのあるそれで。
しかもまさかのスチルシステムをここで使ってくるとは。あ、スチルってのはある特定のイベントとかのシーンで使われる一枚絵の事。


[ののさん大丈夫www？]
[なんかもう今の声で察したww]

A「え、待ってこれ主人公以外全部フルボイスでこんな感じに進んでくの？()」

キヨ「イケボのw無駄遣いwwww」

のの子『さ、誘ってなんか･･･！』

志麻『誘っとるやん･･･なあ。
ストッキングも履かんで･･･触ってくれ言っとるようなもんやで･･･？
ああ、俺は志麻。･･･ほら、呼んでみぃ？』




う、わあ()

これ絵師さん誰だよクオリティ高ぇな。
セリフ進むにつれて次のシーンに進むとか･･･もうこれガチの乙女ゲームじゃん()


そして志麻さん･･･初っ端から御愁傷様･･･。
色気で言うならディ〇ラバに近いそれを感じるな･･･いわゆる、ダミーヘッドボイス。
つーか痴漢する方が攻略対象って終わってねえかこのゲーム(((

ゲームオーバーやよ？。→←ツッコミどころ満載。

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