【歌い手】都市伝説系歌い手８。【男性声優】

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歌い始めると、待ってましたと言わんばかりにみーがすっ飛んできて私に犬耳カチューシャと犬しっぽを装着させた。

歌の合間に「がおー」とか言ったり「がうがう」って狼っぽく会場を可愛く威嚇してみたり。とにかく可愛く歌った。


で、ひとりぼっちおおかみを歌い終わって次に歌ったのはかいしんのいちげき!。

「叫べ」の所ではみんな思い思いに叫んでくれた。
「フレーフレー君の恋」の所でアリーナ席の後ろの方に居た天月くんと目が合って。顔を真っ赤にして泣いてたのが見えた。可愛い。
てか私、ライブ中に視力覚醒しすぎな件について()


歌い終わって、みーに犬耳としっぽを返す。




A『ふへー･･･！』

「おつかれー！」
「可愛かったよ！」

A『へへー、ありがと。
･･･さてさてさて、さて。この犬派ワンマンライブもそろそろお開きの時間が近くなってきましたー』

「えー！！」
「もっとやろー！」

A『うん、やりたいんだけどねー･･･。
でもほら。みんな知っての通り、明日もライブあるからね？
デビューライブになるはずだったボンフェスだからね？』

「ハリのあるたまご会場でやるんだよねー！」

A『懐かしいネタぶっこんできたね･･･てかよく覚えてるな()
まあ、たまアリでやるんだけども。なので、私も子わんこのみんなともっとライブしたいけどそろそろラストスパートいきまーす！』

「わぁぁぁああ！！」

A『声がまだ枯れてない人は、ありったけ声出してね！
Over※feveR！！！』




どっ！と歓声が起こる。

私のオリジナル曲のひとつ。
ストレス溜まってる人も、嫌な事があった人も。ネガティブになってる人も。そうじゃない人も、みんなまとめてテンション上げれる曲調と歌詞にした。
叫びやすく、なおかつ歌いやすく。

ある意味、ライブで一番歌いたかった歌。


ライブは歌い手のしか行った事ないけど、とにかく楽しんだ方が良いって事は学んだ。みーが良いれ･･･良い例、なのかなあ(失礼)

１番を歌い終わって、合いの手タイム。
この曲、２番まで１分近く開けてるんだよねー




A『合いの手完璧じゃん、いいねー･･･！
てか、セトリ覚えて帰ろうって思ってる人ー？
･･･セトリの事なんて、覚える暇無くしてやるよ！』




ニッと笑って、マイクを持ってる右手の人差し指を立てて客席に向けてバーンと撃つ。
するとたちまち「きゃぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁあ！！！」と黄色いような赤い悲鳴が沸いた。

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