【歌い手】都市伝説系歌い手７。【男性声優】

｛2018/10/03.誕生日記念｝side：センラ ページ13

からん


グラスに入っていた氷が少し溶けて、乾いたような音が響く。
その音によって、僕の隣でウトウトしていたAちゃんがハッと顔を上げた。ああ、もうちょいで寝顔見れたんに。




A「ぁぅあ、ごめ･･･寝かけてた･･･」

センラ「別にええのに。
お酒、慣れてへんのやろ？」

A「ぅー･･･でもぉ･･･。
今日、センラの･･･誕生日･･･なのに」

センラ「(でもぉとか可愛すぎやろキャバ嬢よりも遥かに可愛ええわドンペリ３本くらいいったろか(()
その気持ちだけでも嬉しいわ。
･･･それにしても、Aちゃんてお酒あんま強ないんやね」




Aちゃんが飲んでるんは、ブルドッグ。
ウオッカとグレープフルーツを使ってて度数も高めやから、僕はもっとフルーティなのええよって勧めたんやけど･･･二、三口飲んだだけやのにAちゃんはもうほろ酔い状態。
弱すぎやろ･･･。僕やってまだ一杯目やけど、全然酔ってへん。




A「ぅー･･･だって、なんてゆーか･･･アルコールの、味が苦手なんだもん･･･。
カクテルとかなら･･･飲めるけど、それでもアルコール強いし･･･ふひゅ、」

センラ「(ふひゅって･･･ふひゅ、って･･･！！なんなんこの可愛ええ生物･･･！？)
そ、そうなんや。まあ、無理して飲まんでええよ。ぶっ倒れられても嫌やし」

A「へへ･･･センラは、優しいねー。
ちゅうしてあげよっか〜？」

センラ「げほっ」




あかん()

色んな意味で、今のAちゃんはあかん。アブない(((
Aちゃんは酔った勢いで言ってるんやろうけど、子わんこの僕にとっては心臓にバズーカ撃ち込まれたくらいの威力や。


僕の誕生日やからって、僕と度数同じのん注文して飲み切ろうとしてくれてはるんは嬉しいけど･･･これ、Aちゃんが酔い潰れる前に僕が萌え殺される()




センラ「(て言うか、Aちゃんって酔うとデレデレに可愛くなるんやな･･･)
あんな、Aちゃん。軽率にチューしたろか？なんて言ったらあかんよ」

A「なんでー？」

センラ「ならほんまにキス、してくれるん？」




じ･･･とAちゃんの目を見つめる。

･･･うっわ、これクッソ恥ずい。
Aちゃんの目、酔ってても綺麗やし可愛ええし色っぽいし可愛ええし･･･なんなんこれ()




A「あ、え。ぅ･･････ほ、ほっぺ･･･なら」




はい可愛ええ(真顔)(確信)

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