【歌い手】都市伝説系歌い手６。【男性声優】

｛2018/7/31.続きの続き｝ ページ39

隣には紫の惑星型ペンライトを高速で振る眞弥(マンチカン)。
私は着席してる膝の上に肘をついて顔を覆うように頭を抱えた。


･･･うん、そりゃそうだよね･･･これ以上無いピンポイントのファンサだもんね･･････。･･･うん。




坂田『あ！
みーちゃんや！』

うらた『やっぱ居たwwww
え、犬派さんは？』

眞弥「居る居る！！
ここここ！！」

センラ『ネコちゃんのテンションなww』

志麻『おー、それじゃ連れて来てくれん？』

眞弥「ただちに！！」




ただちに。じゃねーよ･･･！

マジでふざけんなし。
てか何気に照明さんが空気読んで私と眞弥の方にスポット当ててるんですけどなにこれ恥ずかしくて爆ぜる(((


ステージ上からは私の名前を呼ぶ４色。
会場内からも私の名前を呼ぶCREW寄り子わんこの声。

ぐぬう･･･！！！




眞弥「行こっ、ぬー！」

A「･･････犬カフェと上野動物園」

眞弥「連れてく連れてく！」




私の腕を引っ掴んで、眞弥は歩き始めた。
その間にもスポットライトは私達を照らした。


･･･くっそ、こうなりゃヤケだ。
浦島坂田船目当てで見に来てるCREWを子わんこにしてやる()


廊下に出ると既にスタッフさんが居て、浦島坂田船の曲で歌える曲は無いかと聞かれたから私が眞弥の影響で唯一完コピして歌える曲を伝えた。
そんでもって数分とかからずに舞台袖に到着して、イヤモニを装着されてワイヤレスマイクを手渡される。


ニヤけっぱなしのみーが一足先に階段を駆け上がる。転んでしまえ()

私も私で、覚悟を決めて歩き出した。




眞弥『どぉーもぉー！！！
Mere×××って言う二人組歌い手ユニットの、歌わない方のやまネコでーす！！！』

A『･･･Mere×××の、歌う方の犬派でーす』

坂田『テンションの差、通常運転やな！
てかちょっと待って･･･え、普通に格好ええんやけど』

センラ『後でツーショ撮らん？てか撮ろ？』

うらた『おい、年下組積極的か！』

志麻『って言いながら、１番緊張しとるやろリーダー』

うらた『は、はぁ！？
別に俺は･･･犬派さんと同じ舞台に立てて嬉しいだけだし･･･！』

｢可愛いー！｣
｢きゃぁぁあ！！！｣

A『･･･成り行きはどうあれ、ここはステージですもんね。
この際だから･･･CREWのみんな･･･』




静かに息を吸って１カメに視線を向ける。




A『子わんこにしてやるよ･･･』(嘲笑)




悲鳴のような歓声が、響いた。

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