都市伝説系歌い手２。【歌い手】

｛９６｝side：そらる ページ49

まふ「え･･･僕とそらるさん、駄々こねたんですか･･･？」

A「うん。
なんか変に酔いが冷めたのか知らないけど、私の家に泊まりたいって言い出してそらるさんは私に抱きつくわまふくんは私の手を握って離さないわ･･･可愛かったよ」

そらる「、な･･･！」




う、嘘だろ･･･！
え、お･･･俺、犬派さんに･･･抱き、抱きつ･･･抱きついたの･･･！？


て言うか可愛いって言ってもらえた･･･！
そしてこの肉じゃがうまい。




そらる「ご、ごめんなさい･･･なんか、その･･････迷惑･･･かけたよね」

A「いや、全然迷惑だなんて思ってないよ。
普段誰かに甘えられる事とか無かったから、嬉しいよ」

母「高校の頃、女の子さも男の子さも人気だったもんなぁ。
ばれんたいん･･･とかの日とか段ボール箱いっぱいにチョコ貰ってきたっけおんなぁ」

A「あれね･･･ほんと不思議だよ。
長い髪切って高校生デビューしたらさ、なーんかモテたんだよ。変な話だよね」

父「確か写真･･････ああ、あったあった。
ほら、こっちが中学生で･･･これが高校生の時のAだ」




そう言ってアルバムを見せてくれる犬派さんのお父さん。

そこには前髪を目元まで伸ばして後ろも背中くらいまで伸ばしてる･･･ホラー映画とかまではいかないけど、それなりにロングヘアーの犬派さんが居た。こっちが中学生かな。


高校生の犬派さんは･･････ホストかよ()

いや、まじで。
クラスに一人は居るイケメン女子で、なんか生徒会長やってて学園祭とかのイケメン女子コンテストとか男装女子コンテストとかダントツで１位に君臨してそうな･･･。
前髪は目が隠れない程度で後ろの髪も肩につくかつかないかまで切り揃えられてて･･･く、首元が･･･スラッとしてる･･･！




まふ「おー･･･かっこいいですね！」

そらる「こ、れは･･･確かにモテる･･･」

A「なんか知らないけど、よく演劇部とかで劇に出てって言われたりしてさー。あー、この写真だ。
これ、先輩なんだけどこの人女声でさ。学園祭とかでよく声劇でペア組まされてたよ。楽しかったなー」




そう言って目玉焼きを頬張りながら１枚の写真を指さす犬派さん。

･･････このマゼンタ色･･･どっかで見た事ある気がするけど･･･気のせいだよな()


て言うか、声劇･･･聞きたい。

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