ハロー＠ディストピア． (ページ9)

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＠ページ9

A「じゃ、いくよー」

坂田「はーい！」

３匹「「･･････」」

Aの家、４階。

４匹がわーわーじゃれ合ったものの、Aが「だって君達に同時に触れてないと、出来ないよ？」と言った言葉で大人しく触れる事になった。

そして結局、Aの膝上にはうらたとセンラ。抱っこされてる坂田。肩に乗っかる志麻。
うらたとセンラは顔を少し赤くして、坂田はいつも通りににこにこ。志麻に至っては視線を何やら下に向けている。

その視線に気づいた坂田が「あれ、まーしぃ？」と声をかける。

志麻「･･･生足もイイけど、女の子の鎖骨もええな」

うらた「なっ･･･！？
おい変態なに新しい扉開こうとしてんだよ！？」

坂田「まーしぃ変態ー」

志麻「ええ眺めやで。
Aちゃん意外と胸あるし」

うらた「おま･･･！！」

センラ「あはは･･･志麻くん、今ならちっちゃいから服とかに入っちゃいそうやねえ」

志麻「･･････！」

うらた「その手があったか！みたいな顔すんなホクロ！！！
って何マジで飛び込んでんだおま･･･！？」

ガシッ

自分の胸元に飛び込みかけた志麻の尻尾を、Aが冷静にガシリと掴む。

その行動に、掴まれた志麻だけでなく他の３匹も固まった。

そしてAはポツリと一言。

A「リスを丸々１匹を調合した薬を作ってくれと頼まれてたんだけど･･･」

志麻「え」

A「･･･さて、魔法釜はどこだったかな」

志麻「っのおおおおおおおおぉぉぉぉぉ！！？？？」

断末魔のような悲鳴を上げる志麻。

他の３匹もAの発言に顔を引き攣らせた。
しかし一方のAはけろりとした表情で「さて、それじゃイメージしてくれる？」と志麻を座ってた横に下ろして、坂田を抱き直しながら３匹に言う。

愛も変わらずに無表情なものだから、本気か冗談か解らないAに３匹は目を閉じてイメージした。それはもう必死でイメージした。

Aも３匹が目を閉じたのを確認して、指をパチンと鳴らした。

すると･･･。

･･･ﾊﾟｷﾊﾟｷﾊﾟｷ･･･

A「ん。
もう目を開けていいよ。５分くらいしたら建て替え(リフォーム)完了するから」

坂田「･･･わ･･･！
何これ！？え、なんか凄い！」

部屋の様子にキャッキャとはしゃぐ坂田。
A以外の３匹はぽかんとしていた。

部屋が、ジグソーパズルみたいになってピースの一つ一つがひっくり返っていく。