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ゾク、と鳥肌が立って目が覚めた。
･･･？
目が、覚めた？
A「･･･え･･･なんで。
生きてる･･････」
のそりと身体を起こして、顔や身体をぺたぺたと触ってみた。
･･･ありえない。
だって、あの高さから飛び降りたのに。
落下位置が見えないほどの高さだ。なのに、なんで･･･どうして、生きていられる･･･？
心臓は･･･動いてる。
周りの黒い木々も見えてる。自分の声も聞こえる。どこか悪寒を感じさせる錆びた臭いも解る。
怪我のひとつもしていない。
五感もちゃんと機能してる。
第一、鳥肌を感じて目が覚めるなんて･･･。
･･･ますます、意味が解らない。
「お」
A「！」
「見ーつけた」
急に。
本当に、急に。
音も無く一瞬だけ瞬きした私の目の前に、高下駄を履いている深緑の着物を着て黒い羽織を羽織っている茶髪の青年が現れた。あまりにもいきなりだったから、私は「っ･･･」と少し後ずさった。
青年はそんな私に構わずにしゃがんで目線を合わせてくる。
「はは。その表情かわいー」
「うらたん、見つかりまし･･･たみたいですね」
「えー、俺が見つけたかったのに･･･」
「うわ、小汚い娘やなあ･･･服もボロボロやし髪も伸び放題でボサボサやん」
「志麻くん、女の子なんやからもっとオブラートに包んであげて」
また。
新たに３人の青年が、うらたと呼ばれた青年の後ろに現れる。
紫色。赤色。黄色･･･。
私が言うのもなんだけど、髪色が派手じゃないだろうか。
３人もうらたと同じように着物みたいな服装だ。
･･･なんなんだろう、この４人･･･。
普通じゃ･･･ない気がする。
うらた「あーもうお前らうるせーぞ。
･･･俺、うらたぬき。あんたの名前は？」
A「ッ･･････」
うらた「答えなよ。こっちが教えてやったんだからさ」
A「･･････、教えてなんて･･･言ってない･･･」
うらた「･･･あ？」
A「そっちが･･･勝手に名乗」
勝手に名乗ったんじゃん。と言い終わる前に、首に激しい痛み。
喉を何かで押さえつけられたように息がしづらくなって、急激に苦しくなる。
目の前から伸ばされてる深緑色の
少し怒りの色を滲ませてる目をしたうらたぬきの後ろで、３人の青年がクスクス
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エス(プロフ) - 更新停止中ですがまた書いて欲しいです！ (2020年6月1日 22時) (
レス) id: 3190ad61df (このIDを非表示/違反報告)
ひより(プロフ) - すごく好みです！更新待ってます、！ (2020年4月27日 17時) (レス) id: 4f83e9d9b1 (このIDを非表示/違反報告)
優姫(プロフ) - 加恋から改名したものです！前にもコメントしましたがこの作品世界感から、情景の表し方とか好きです。応援してます。 (2018年11月8日 20時) (レス) id: a847480144 (このIDを非表示/違反報告)
むぅな(プロフ) - すごくおもしろかったです！浦島坂田船のかっこよさも何一つ欠けていない上に独特な世界観。大好きです。質問ですがもう終わってしまうのですか？続くではなく終わりと書いてあるので、、、終わらないでください！！！ (2018年11月4日 21時) (レス) id: f63dac09fd (このIDを非表示/違反報告)
ALICE - こういう小説本当好きです!! 更新頑張って下さいっ! (2018年8月28日 13時) (レス) id: 3110886a37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暇犬
| 作成日時：2018年6月13日 0時
