｛１９｝side：luz ページ20
ラーメンを食べ終えて、僕らは歌合わせに入った。ラーメン好きやから、めっちゃ嬉しかったしめっちゃ美味しかった。
歌合わせは２階でやるらしく、そこはリフレクションフィルターを張り巡らされた少し広めの部屋やった。
マイクスタンドにはコンデンサーマイクとポップガード(息を吹きかけた時のノイズが出なくなるやつ)がつけられてて、ヘッドフォンがかけられてる。机の上にはパソコンとかオーディオイーターフェイス(パソコンからのノイズを消すやつ)とマイクプリアンプ(ボーカルの声の質を上げれるやつ)が置いてあった。
床にはマイクケーブルが伸びている。
マイクとヘッドフォンは壊れた時の予備として２つずつあるらしく、それを使ってええとの事。
･･･思ってたよりもめっちゃ本格的や･･･！(感動)
取り敢えずMIXはやまネコさんがしてくれるらしく、基本となる音源をパソコンに取り込んでくれてる間どんなコンセプトで歌うかを決める事にした。
luz「ヒバナなテンポのええ曲やから、かっこよく歌うか叫ぶかの方がええかも」
坂田「ロック曲やからねー、ヘドバン出来るとこもあるし」
A「なるほど･･･。
テンポのいい、ロック曲･･････」
坂田「あ･･･あのさ、１回わんこさんだけで歌ってみてくれないかな。元々僕からコラボ誘ったんやけど、わんこさんの歌い方めっちゃかっこええしそれに合わせたくて」
luz「解る･･･。
うん、僕もそれがいい」
A「そう？
二人がそれでいいなら良いけど･･･。
パイセン、音いいっスか」
眞弥「ダウンロードおっけ！
キーは？」
A「０。テンポもそのまま。
サビで爆発する感じで」
眞弥「うぃっす」
･･･二言三言だけ言葉を交わして、わんこさんはヘッドフォンを装着した。
僕らはやまネコさんの近くにあるソファに座った。
凄い･･･なんか、スイッチ入った感じ？
音が流れ始めて、わんこさんが１回目を閉じる。
luz「っ･･････！
(さっきまで綺麗な声やったのに、どこからこんな･･･。
てか「あっはっは」のとこ、笑い方かっこいい･･･)」
時折僕らの方を見て色っぽく笑ったりしてくるわんこさん。実に心臓に悪い。
その度に僕は心臓がドキドキした。
さっきまでのが素のわんこさんなら、今のこれが歌い手のわんこさんなんや。
全部低音ボイスにするんじゃなくて、「nanana」のところは女性ボイスにしてるし･･･これ、もう僕らとコラボせんでも完成しとらん？
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れい - おもしろいっ...！まだ21までしか読んでないですけどあらきさんとか期待してるっ(コソッ (2018年8月20日 11時) (
レス) id: 771565bf4e (このIDを非表示/違反報告)
エノちゃん - おもしろいですね！(´∀｀*)読むのがたのしいです！(*´∀｀*)尸"ｶﾞﾝﾊﾞﾚｰ (2018年2月26日 19時) (レス) id: a4c44b8e0b (このIDを非表示/違反報告)
暇犬(プロフ) - Aoさん» ありがとうございます！(*^^*) (2018年2月18日 10時) (レス) id: 1b14e57a26 (このIDを非表示/違反報告)
Ao - 面白すぎッスよ！！更新待ってますね！頑張ってください！ (2018年2月18日 5時) (レス) id: c6819d9008 (このIDを非表示/違反報告)
暇犬(プロフ) - 光希さん» はい、頑張りますっ！ (2018年2月16日 22時) (レス) id: 1b14e57a26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暇犬
| 作成日時：2018年2月13日 1時
