Invisible suffering

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神山side

まだ誰も帰っていない静かな家に

ドタドタと足音を鳴らして部屋へ向かう

足が痛いけどそんなん関係ない


部屋へ入って扉を閉めた瞬間、

我慢してた涙が溢れ出した



神「も、、泣きたく、ないのに……」


足を痛めて、今まで以上に上手くいかへんことが多くなってから

泣いてばっかりの日々。


そのせいか、逆に涙腺が緩みやすくなってしもた



こんなに泣いて、

痛みがマシなときに喜んで踊って

また痛くなって絶望して……。


それやのに痛くなる原因が気持ちの問題なわけないやん…


踊れるもんなら踊りたいし、

走れるもんなら思いっきり走りたい!!


そう思ってても、周りには伝わってへんかったってことやね



踊れてたら、足痛くないってことなん？

体育やったのに休むって言ったから？


でもそれは、無理やり動かしてたから踊れてたわけやし

体育で痛みが悪化したから、安全を優先しての考えやったし。


俺だっていろいろ考えたうえで

そういう行動とってるだけやのに……。




人前で涙なんか流したくないし、

弱音なんか吐きたくない


でも、気づいてほしいって思うのは我儘なんかな？


うん。きっと我儘や、、、



ねえ、神様。

もしいるなら、俺からダンスを奪わないでください

もう誰にも頼らへんから


自己表現が苦手な俺が、唯一自分を表現できて

輝けるものなんです

唯一、周りに認めてもらえるものなんです



俺にはダンスしかないんよ……

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