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41.怒り ページ43

Aside(微黒注意)

話声のする同居している家の扉を殴り飛ばし部屋の中へずかずかと入る。
驚いたように声を荒げる和装女。
いつも俺が座っている俺の特等席は和装女によって占領されている。
虫唾が走る。

「なんなんやあんた!あたしにどの面下げて会いに来たん!?」

キーキーとまた喚き散らす和装女。

『……れ』

「なんて?もっと大きい声でいいや!」

『黙れって言っとるやろ!』

そう怒鳴り思いきり和装女の顔面を殴る。
我関せずな顔をしていた悟もそんな状況を見て慌てて俺を止める。
だが俺はそんなこと気にせず顔をおさえて床に転がっている和装女に馬乗りになる。
鼻からはドバドバと鼻血が出ており、先ほどまでの強気な顔はどこへやら涙でぐしゃぐしゃになった女の顔。
嘸かし滑稽だと思った。
それでも俺の怒りは収まらない。
何度も何度も顔を殴りつけ、女の解かれたセミロングの髪をつかみ上げる。

『本当のこと言うのはお前さんの方やんなぁ?

ほら、はよ言えや』

「あたしは何も嘘なんてついてへんよ!」

ここまできても本当のことを言わない和装女。
俺は女の顔を反転術式で治し再び殴る。
痛みを植え付けて本当のことを言わせてやる。
たとえ俺が咎められようとも、構わない。
さっきと同じぐらいぐしゃぐしゃになった彼女の頭をもう一度つかみ上げ問う。

『本当の事、はよ言いや』

「ごめ、なさ…」

『謝罪はいらんねん、はよ言いや』

そう言って顔をビンタする
そしてまた何度も何度も殴る。
いつの間にか和装女は意識を飛ばしていた。
玄関の方から足音が聞こえてくる。
音のする方を見れば傑と学長。

「A!何をしているんだい!?」

『見てわかるでしょ、殴ってんの。』

そう言えば傑は信じられないといわんばかりに俺を見つめてきた。
そして俺は学長に拘束され高専へと連行された。

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2006.yuna.0215@gmail.com(プロフ) - 傑と呪霊くんの話できればめっちゃ見たいです…!話の展開とても面白かったです! これからも応援してます! (2021年4月27日 0時) (レス) id: ef870bb2d1 (このIDを非表示/違反報告)
じんべーざめ - 異端さん» ありがとうございます!もっと更新ペースを上げられよう頑張ります! (2021年4月2日 18時) (レス) id: 9453f9490a (このIDを非表示/違反報告)
異端(プロフ) - 更新いつも楽しみにしています!!頑張ってください! (2021年4月2日 15時) (レス) id: 22d2735c29 (このIDを非表示/違反報告)
じんべーざめ - 雪マカロンさん» ありがとうございます!頑張ります! (2021年3月2日 21時) (レス) id: 303ca42184 (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 面白いです!更新頑張ってください! (2021年3月1日 22時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:じんべーざめ | 作成日時:2021年2月18日 18時

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