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『未彩…、』
何か言おうにも、何も言えなかった。
A組から落とされたなんて、プライドが高い未彩はきっと自分自身を許さないだろう。
『…』
「…」
続く沈黙を破ろうとしたとき、未彩は私に言った。
「あんたはいいよね。そんな余裕そうに、他人事のような顔で私を見て、なんて言おうかななんて考えてるんでしょ。」
泣きそう、とも、強がっている、とも言えない顔の未彩を見ながらも、
『……』
私の名前の前後に書かれた男子生徒っぽい名前に、これからの学校生活が楽しみで仕方なかった私がいた。
「はぁ、」
私の頭にはすでに未彩がA組から落とされたことも、未彩のため息も、未彩がもうすでにそこにはいなかったことも、＿＿＿未彩のことなんて、
『たのしみだな。』
頭にはなかった。
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ひまわり(プロフ) - 皆様、なかなか更新できず申し訳ないです。 (2019年7月13日 0時) (
レス) id: d8c9f83a3e (このIDを非表示/違反報告)
あぽん(プロフ) - 更新ありがとうございます！！ずっと楽しみにしてました！無理せず、頑張ってください(*^^*) 応援してます！ (2019年5月5日 23時) (レス) id: 132b534813 (このIDを非表示/違反報告)
圭人のギターになりたい(プロフ) - 本当に面白くて毎日見させてもらってます！ついつい次のページを見たくなるようなお話で最高です！ (2019年4月7日 0時) (レス) id: 7cc85cfa31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり | 作成日時：2019年2月27日 18時
