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『あっ、“カズくん”……。』
カズくんは気づいてないようだけど、
同じ電車に、ずっと頭の中で気になっていた人が現れて、何故か胸が踊って。
…満面の、私に見せたみたいな笑顔を向けているのは……
「……お仕事かなぁ。」
遠くから見てもまつげバチバチで、
髪の毛もインナーカラーに蛍光ピンクを入れた、
年齢は大して私と変わらないくらいの女の人。
確証なんてないけれど、カズくんの雰囲気からして、
ああいう人はタイプでないと思う。
それにカズくんが見せたみたいな笑顔はきっと“営業スマイル”ってやつで、作り笑いだと思うから、
多分私のときのように“レンタル彼氏”をやってるはず。
『…頑張れ、カズくん。』
本当は話しかけたいところだけど、
デート中に自分の知らない女の人が仮にも“彼氏”に話しかけたら嫌な気持ちがするし、腹が立つと思う。
…自分が嫌なことは人にしない
だから私話しかけなかった。
それでも“会える”と思っていたわけではなかったから
偶然見かけたということだけにも嬉しさを感じるくらいだった。
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ひまわり(プロフ) - 皆様、なかなか更新できず申し訳ないです。 (2019年7月13日 0時) (
レス) id: d8c9f83a3e (このIDを非表示/違反報告)
あぽん(プロフ) - 更新ありがとうございます！！ずっと楽しみにしてました！無理せず、頑張ってください(*^^*) 応援してます！ (2019年5月5日 23時) (レス) id: 132b534813 (このIDを非表示/違反報告)
圭人のギターになりたい(プロフ) - 本当に面白くて毎日見させてもらってます！ついつい次のページを見たくなるようなお話で最高です！ (2019年4月7日 0時) (レス) id: 7cc85cfa31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり | 作成日時：2019年2月27日 18時
