29 sideゆーと ページ34
その後病院に運ばれた雄也
目を覚まさないまま時が過ぎていく____
裕「雄也、誕生日おめでとう。もう外は早咲きの桜が咲いてるよ」
ねぇ、返事してよいつまで寝てるの
もう7ヶ月も経ったんだよ。
裕「俺、父さんの会社継ぐよ。そうするしかないと思うし、、なんか今考えると意地になってたなって。この人といたら不幸になるんじゃないかって父さんに対してずっとそう思ってたんだ。でもら会社を継いでも雄也のそばにいるよだから安心して。」
そう言いながら雄也の頭を撫でた
裕「でも、これは俺が決めたことだから後悔してないよ。今まで迷惑かけてホントごめん。」
俺は部屋を出た
裕「…父さん」
裕父「話があるんだ」
俺たちは中庭のベンチに座った
裕父「お前や雄也君ををあんな目に合わせてすまない轟さんのこともだ。俺は親失格かもしれんな。」
あれから白髪がやシワが増えた。
こんな弱々しい父さんを見るのは初めてだった
俺が黙っていると父さんが話し始めた
裕父「父さん、癌なんだ。お前がいなくなってすぐくらいの時わかってな。だからお前に安定した生活をと思って急かしてしまった、お前のことを何も考えずに。もう今から一年生きられるかわからない。お前が会社を継ぐと言ってくれた時は本当に嬉しかったよ。ありがとう」
裕「…は?そんなこと聞いてねぇよ」
裕父「すまない。こんな父親で本当にすまん」
居づらくなって雄也の病室へ足を進めた
父さんにも申し訳ないことをしてしまった。
でも全然異変に気づかなかった
父さんとの間に残された時間は少ないと思うと胸が締め付けられた
それは雄也も同じ…?
雄也の病室に着いた
一瞬ドアを開けるのをためらってしまった
無機質な病室に向かって語りかける
裕「雄也…早く起きてよ」
そう言いながらベットの隣の椅子に腰掛けて雄也の手を握る
"…ぉ…はょ…ぅゅぅ…と"
今、声がしたような…
裕「…へ?雄也?」
雄「おはよう…裕翔」
雄也はこっちを見て涙目になりながら笑っている
裕「雄也!心配じだんたがらー!」
俺も泣いた…
いや、俺の方が泣いてた。
その後、雄也はリハビリを重ね退院した。
雄「この家久しぶりだな」
裕「でしょ」
雄「ただいま」
裕「おかえり」
雄「違う。今のは家に言ったの」
裕「えー俺には!」
雄「ただいま、裕翔」
裕「おかえり」
俺たちの顔は笑顔で満ちていた。
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たーこいず - ゆず貴さん» コメントありがとうございます!気づいていただけて嬉しいです。私もどちらも好きなんです。愛読していただけてるなんて…!お返事遅くなってしまってすみません!これからも読んでくださると嬉しいです! (2018年2月4日 20時) (レス) id: 6efa3a5fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず貴(プロフ) - はじめまして!まさか、ボカロの曲名で、JUMPの小説を出している方がいるとは…。私もどちらもとっても好きなので、とても愛読しています。頑張って下さい!!長文すみません。 (2018年1月21日 0時) (レス) id: 34db4b857c (このIDを非表示/違反報告)
たーこいず - たむさん» ありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいです( ´∀`)他の作品はプレイリストにあります。それ以外にもリクエストあればお待ちしてます (2018年1月15日 18時) (レス) id: 6efa3a5fe0 (このIDを非表示/違反報告)
たむ(プロフ) - ゆとゆや素敵でした(;;)次の作品もあればぜひ楽しみにしてます! (2018年1月12日 23時) (レス) id: 27fa17467d (このIDを非表示/違反報告)
きゃん☆(プロフ) - ハッピーエンドにしてほしいです! (2017年12月13日 0時) (レス) id: 6ca5586efa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たーこいず | 作成日時:2017年11月19日 19時