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涙ってしょっぺぇ ページ9

ダブルデートは終了したが、それぞれのデートはまだ終わっていない。


カナヲは銀時の手を引き、夜の街へと向かった。


 
銀「どこ行くんだ?もうそろそろ帰らねぇと」


栗「大丈夫よ。着いてきて」


 
カナヲはかなり急いでいた。


銀時はデートをしっかりと楽しめていた。


最初こそ普段見慣れないカナヲの姿に戸惑ったが、

今はなにも意識せずに気軽に話せていた。


 


 


 


 


 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


銀時は考えた。


もし俺達が元の世界に戻ったらカナヲ達はどうなるのだろうか。


元の体の持ち主である炭治郎と原作通り結婚するのか。


それが正しいのだ。


自分はあくまでも別世界の人間。


このままカナヲと生きていくことは出来ない。


 

思えば元の世界の頃からそうだった。


松陽先生は死んでしまった。


銀時は松陽先生に自らの生きる姿を見ていてほしかった。


 
それと今の状況を銀時は無意識の内に重ねていた。



 

銀「(こんなに胸を押しつぶされるような気持ちは久しぶりだな……)」フッ


 


 




 

 

 

 

 

 

 


 




……とき…



 


 

ぎ……とき



 


 


栗「銀時?!どうしたの?!」


銀「どうしたっつーんだ。俺の顔に何か付いてんのかぁ?」



 

銀時は声を荒げるカナヲに驚き、聞いた。


 


 

 

栗「銀時、泣いてるよ……?」


銀「…………え……?」


 


 

銀時は目の周りを袖で拭う。


すると袖には数滴の水が付いていた。


 

 

栗「気づいてないの……?」


銀「……」


 

ポロポロ…


 

何故だろうか。銀時の涙は止まることが無かった。


止まるどころが増えていく一方だった。






銀「…なんで皆、俺の手からこぼれていっちまうんだ……

  離れていっちまうんだ……どうして……」


 

ギュッ

 


カナヲは銀時を抱きしめた。



 


 


栗「大丈夫だよ、銀時。誰も離れない。誰も銀時から逃げない!!」


 

 

 

カナヲのそれはまるで泣く子供をあやす母親の様だった。



 


 


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



 

銀時はカナヲに手を引かれ、ついに目的地に着いた。


そこは……


 

 



 






 





 






 



夢のお城……ラブホテルだった。

×××するときは慎重に。 〜ピンク注意〜→←新作



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設定タグ:鬼滅の刃 , 銀魂 , トリップ   
作品ジャンル:アニメ
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ぱるすた(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます。最近ホロライブの小説を読みまくっちゃって……頑張って更新します (2021年6月30日 9時) (レス) id: 9d6ba54971 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 面白いですね、爆笑しながら読んでます 続き期待しています (2021年6月28日 18時) (レス) id: 85e485112d (このIDを非表示/違反報告)
ぱるすた(プロフ) - どうってことないっすよw (2021年2月4日 9時) (レス) id: 9d6ba54971 (このIDを非表示/違反報告)
レイレイン - ありがとうございます〜!私、ほんっと声優ネタ好きなんですよ〜!もう一度言います、ありがとうございますッ!!!(クソデカボイス) (2021年2月3日 19時) (レス) id: 5a04a92c31 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるすた(プロフ) - リクエストやりました〜 (2021年2月3日 15時) (レス) id: 9d6ba54971 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱるすた | 作成日時:2020年12月14日 16時

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