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My Santa ページ14
帰り道、手を繋いでチャニと歩いていた。
ﾁｬﾝ「本当に幸せ。こんな幸せなクリスマスは生まれて初めてだよ。」
ぶーんぶーんと繋いでいる手を前後に振る彼は、自分で言うのもあれだけど、
周りにお花でも飛んでそうなくらい幸せそうだ。
A「私のチャナへのクリスマスプレゼントは、私の初恋ね。」
そう言うと、え！！とこっちを見るチャニ。
ﾁｬﾝ「俺が初恋！？本当に！？」
A「そうだよ。チャナが私の初恋の人。」
そう言うと、ぎゅううううっと抱きつかれる。
ここ道の真ん中なんだけどな。
そう思ったけど、それを気にしないくらい今の私は幸せだった。
ﾁｬﾝ「じゃあ、俺からのクリスマスプレゼントは、永遠の愛！」
チャニの顔が近づいてきたと思ったら、ちゅっと言う音と共に唇に柔らかい感触。
A「····え！？」
びっくりして彼を見ると、嬉しそうに笑っていた。
ﾁｬﾝ「誓いのキスだよ。メリークリスマス！A」
そう言う彼に、赤くなるのは今度は私の番だ。
A「メリークリスマス、チャナ。素敵なプレゼントをありがとう。」
今年の冬は、もう寒くない。
だって、隣に温かい彼がいるから。
END
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作者名：鎖夏 | 作成日時：2019年12月25日 0時
