4 ページ4
「部活いこー」
「このあとどうする?」
教室がガヤガヤし、みんなが荷物をまとめて帰り始める。
小瀧くんに予約と言われたものの、小瀧くんはまだ仲の良い友達としゃべっており、なかなか話せない。
仕方なくスマホをいじっていると
重『終わったら連絡してな』
とともにしげの変顔が添付されていて思わず吹き出す。
ほんまガキやな
なんて思いながらくまが爆笑しているスタンプを送る。
そしたら調子に乗っていろんな変顔を送ってきて
その返信に夢中になっていた。
望「重岡くんほんまおもしろそうな子やな」
「…あ、」
ひょいっと持ち上げられたスマホ。
写真を拡大したりして遊んでるなと思ったら
望「送信…っと」
「え!うそ!」
『今日のAちゃんは俺がいただきます〜by小瀧』
なんて打たれていて。
望「はい、じゃあスマホなおしましょか」
「え?」
望「ごめんな、待たせて。じゃあ行こか」
「行くって?」
望「デート」
「えっ、」
そう言って教室のドアまでスタスタ歩いて行く。
唐突すぎて強引すぎて意味わからなくて
望「ほら!」
まだ自分の席に座って状況を読み込めず唖然としている私の方を振り返り手招きをする。
「あ、、ごめん」
急いで鞄を持って小瀧くんを追いかける。
望「学校出るまでは別々な感じでお願い」
「?」
廊下に出るとまたそんなことを言われて。
言われるがままに少し後ろを歩いて学校を出た。
.
102人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:hima | 作成日時:2018年11月1日 21時