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望「昨日は来てくれてありがとう」




朝学校に着いて席に着くなり小瀧くんがやって来た。

こういうとこ、律儀でいいなと思う。




望「昨日言いたかったんやけど気づいたらもうおらんくて」

「ううん、私こそお疲れ様も言わんで帰っちゃってごめんな?」




よいしょ、とまだ登校してきていない私の隣の席に私の方を向いて座る。




「でも小瀧くん、めっちゃうまいな」

望「ほんまに?うれしいわ」

「後半、ほんまにすごかったやん!3点も決めて」

望「いや、あれは完全Aちゃんのおかげやで」




頬杖をつきながらこちらを見る小瀧くんは

なんか様になっていて雑誌の一場面みたい。




「なんかしたっけ?」

望「え、差し入れくれたやん!」

「あ〜、けどいっぱいもらってたやん?」

望「うん、いっぱいもらったけどAちゃんのが1番嬉しかった」




にんまり笑ってサラッとそんなこと言うけど





望「だからAちゃんのおかげ」





私のが1番うれしかった

なんて言われてうれしくないわけないし、





そんなの言われ慣れてないからなんて返していいのかわからなくて




「ほんま口上手やな、小瀧くん」





なんとか出てきた言葉で返すけど





望「だってAちゃんの差し入れは特別やったもん」




これに至っては私の語彙力では為すすべなく





「あはは、」





笑ってごまかした。





望「それでさ、」

「うん?」

望「それのお礼ってわけじゃないんやけど、来週夏祭りあるやん」




この辺で1番大きな夏祭りで、ちっちゃい頃から毎年行っている祭。

毎年しげと行ってるやつ。

中学生からは神ちゃんとみおと4人で行ってて

けど神ちゃんとみおは付き合ってるし、今年はどうするんやろ




望「…聞いてた?」

「あ、ごめん、なんて??」




祭りと聞いて自分の世界に入り込んでしまっていた。





望「一緒に行かへん?その祭」

「え、?」




突然の誘いにびっくりして一瞬固まる。





キーンコーン…





タイミング良くチャイムが鳴って先生が入ってきて





望「まあ、また予定わかったら教えて?」

「う、うん」




小瀧くんは自分の席へ戻って行った。



.

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設定タグ:重岡大毅 , ジャニーズWEST , 小瀧望   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:hima | 作成日時:2018年11月1日 21時

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