電話 ページ15
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ずっと苦しそうに泣くきりやんの背中を撫でることも涙を拭ってあげることもできない。ただ自分の声でうんうん、と、辛かったね、と言うことしか出来ない
もちろん私はAの幸せを願ってる
スマイルくんと付き合ったこともAが決めたことであの顔を見れば幸せなことくらい分かる。だから別れさせるなんてできない
でもきりやんくんが可哀想で仕方なかった
｢ …きりやんくん…… ｣
《 …ぐすっ……は゛い゛… 》
｢ …んふふ、声大丈夫？｣
｢ …ちょっと落ち着いた？｣
《 はい…すいません、ありがとうございました 》
｢ 大丈夫よ、また何時でも電話しておいで ｣
《 ありがとう、ございます…あの、あやさん 》
｢ んー？どうしたの？｣
《 …あの、相談じゃなくても暇な時、っていうか、用のない時でも電話しても、いいですか、？》
｢ うん、もちろんいいよ ｣
《 ありがとうございます…では、また！》
…と、そこで電話を切った
恋愛って複雑なんだなぁと思った
下へ行くと2人がいた、楽しそうに話をしているのを見て少し他の子達に同情に近い気持ちになった。もし、スマイルくんじゃ無かったとしても、同じだったと思う
｢ … ｣
姉として、負けてると思うことは沢山あった
もちろん勉強や運動だけでも勝ってようと努力をしていた
だけど、どうしても“ 何か ”負けていた
｢ ……はぁ ｣
だめだね、私も早く幸せにならないと
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上原陽子(プロフ) - いいな みんなから綺麗って言われてのところめちゃ意味深 解説求む (2023年1月13日 19時) (
レス) @page32 id: 667a71d0ef (このIDを非表示/違反報告)
あんですよ〜 - はい、oyuーが笑ってしまった (2021年9月13日 22時) (レス) id: 7e1bdb3c05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぅゅ | 作成日時：2021年9月11日 16時
