バレー部の愛が重くて困ってます。

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そのボールを私は勢いよく菅原先輩の指先に当てた。



田中「お、よ、よくやった！！！！」



『やったあ！田中さんもトス打ちやすかったです！』



田中「お、お、おう！！」






縁下「点差開いてってるな」



菅原「俺ちゃんとブロックしたのに…弾かれたんだけど…」



澤村「まだ逆転出来る大丈夫だ」




この後、3年生の連携も凄かったが田中先輩の活躍によりギリギリだけど何とか勝てた。





菅原「次行くべ！次田中チームと縁下チームだけどA大丈夫かー？」




『…その事なんですけど…』



田中「？どうかしたのか？」



『2回目のジャンフロの着地の時に足首捻っちゃって…』



「「「「え''っ」」」」



『すみません…』



清水「Aちゃん足見せて」



焦ったように清水先輩がそう言った。



『はい、』




清水「…！腫れてる…」




澤村「自分は気づいてたのか？」




『…はい』




澤村「もう休みなさい」




『でも』




清水「でもじゃない。応急処置するから今日はもう安静にして」



『…すみ…ません』



菅原「大丈夫だべ！成田も来たし人数丁度だし！」





成田「遅れてすみません！！」




澤村「俺達のことはいいから自分の心配をしなさいね。」



『ありがとうございます…(優しい…)』



清水「歩ける？」




『…はい』




清水「本当のこと言って」




『ちょっと厳しいかもしれないです…』




清水「ちょっと田中借りるね。田中、Aちゃん運んであげて」




澤村「成田の準備運動もあるだろうからゆっくりでいいぞー」




田中「はい！！！！」


『いや、でも、私、おも…ひっっっ』



田中「お前かっるいな！？ちゃんと飯食ってっか？」



『た、食べてます！！』


田中「はっはっそりゃそうか！じゃなきゃあんなパワーつかないもんな！！」



清水「田中、そこで下ろして」



田中「は、はいっす！！！」




『わざわざありがとうございますっ田中先輩…！』




田中「……………っす」




『？固まった…？』




清水「気にしないでいいよ。はい、足出して」






この後清水先輩が丁寧に応急処置してくれた。






清水「次無理したら怒るからね」




『好き…(わかりました)』




清水「ふふ、私も好きよ」




『？！？！』






田中「(オ、オ、オ、オンナノコ…先輩ッテ呼バレタ…)」

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