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1人でのCLOSE。

今日はお店が少し込み合っていて、なかなか閉めることが出来なかったから、遅くなってしまった。
もうすぐ0時になろうとしている。

店内の掃除をしながら、机と椅子とセッティングしていると、お店の扉がノックされた。
鍵は閉めているから、勝手に入ることはもう出来ないけれど、初めてのことにビクッと肩が震う。

恐る恐るカーテンの閉まった扉に近づき、ゆっくり外を見ると、見慣れた顔が1つ。
急いで扉を開けると、中に招き入れた。


「オッパ!どうしたの?」
「Aの顔見たくなって」


扉を閉めて再度鍵を閉める。


「寒いでしょ?でも店内の暖房はもう切ってるんだよ」


来るならまだ入れておいたのに。
お店を閉めると、私も動き回るから寒さをあんまり感じない。
経費節約の為にも暖房も切るようにしている。


「大丈夫、すぐ帰るから。Aは今日車じゃないみたいだし、送っていくよ」
「ホント?今日思ったより遅くなったから助かるー!もうすぐ終わるから、ちょっと待ってて」
「急がないでいいよ」


確かインスタントのスティックタイプのコーヒーがあったはず。
自分用に買っておいた蓋付きの紙コップを取り出す。
帰る時に最近は寒いからずっとコーヒーを作ってから帰っている。
器具を使うと洗うのが面倒だから、ドリップタイプを自分用に買っていて良かった。
急いでお湯を沸かしている内に、最後の仕上げをすると帰る準備をして、荷物を持つ。


「お、早いな。もう帰れそうなの?」
「うん、今インスタントだけどコーヒー入れるから待って。少しは温まると思う」
「気を遣わせたね。良かったのに」
「私も飲みたいからいいの。手を添えるだけでもいいから貰って」
「ありがとう」


カウンターに座るジョンスの隣の椅子に荷物を置くと、お湯が沸いたよう。


「オッパ、キュヒョンと気まずいってリョウクに聞いたんだけど、あれからずっとそんな感じ?」


お湯を注ぎ、溶かし混ぜると、2杯分を手に持ってカウンター席に戻る。
荷物が置いてある席とは反対の席のジョンスの隣の席に座ると、「どうぞ」とコーヒーを手渡す。


「ありがとう」
「熱いから気をつけてね」


少し量が減ってから移動した方がいいかな。
蓋を外して、フーフーしながらゆっくり啜る。

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設定タグ:SUPERJUNIOR , キュヒョン , リョウク   
作品ジャンル:恋愛
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ひきゅ(プロフ) - あゆさん» あゆさーん!ありがとうございます(*^^*)しかも最初から読んで頂いている貴重な方ww早くもコメント頂けて、嬉しい限りです(>_<)カモフラージュものんびりとやりますが、お付き合い頂けると幸いです\(^o^)/これからもよろしくお願いします! (2014年6月25日 22時) (レス) id: db3011806f (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - 完結おめでとうございます!最初から読んでる人、ここにいます!笑 カモフラージュもとても大好きです!これからも頑張って下さい! (2014年6月25日 18時) (レス) id: 52c9723756 (このIDを非表示/違反報告)
ひきゅ(プロフ) - あゆさん» 4まできてしまいましたー!ww長いことお付き合いありがとうございます(*^^*)ノロノロ運転ですが、頑張りますー\(^o^)/ありがとうございます♪ (2014年4月21日 22時) (レス) id: db3011806f (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - おおっ、ついに4まできたんですね!楽しみにしてます、頑張ってください(*`∀´*) (2014年4月21日 21時) (レス) id: 52c9723756 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひきゅ | 作成日時:2014年4月21日 21時

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