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14-12 ページ18

「だいたいAは…」


しかし、一体いつまで続くの?
適当に相槌を打つものの、いい加減腹が立ってきた。


「…浮気の始まりになるから、もっと自覚を持って」


自然とキュヒョンを上目で見ると、睨んでしまう。

私もヒョクチェくんとのことがあってから、世間から目を背けるのを少しずつやめた。
まだまだ慣れてないから、リナちゃんのようにはいかないけど、時間を見つけて少しずつ私なりに勉強している。

キュヒョン達が何をしているかなんて、すぐにわかる世界だった。

見たことを後悔したけれど、仕事だと言い聞かせて気持ちを落ち着かせていた。
ヒョクチェくんの時に、キュヒョンにも同じ思いをさせたし。

けれど、たまたま一枚の写真を見ていた時、リョウクに見つかってしまった。
リョウクは私を安心させる為に言ってくれただろう話は、消化できず実は今もまだ引きずっている。

リョウクに見つかった写真は、キュヒョンが同じ事務所の女の子と一緒にリョウクのミュージカルを観に来った時の写真だと説明された。
そういうのも仕事の一貫だと、やっぱり思っていたことを聞かされたし、先輩後輩の立場が物凄く重要なのもわかってるつもりだ。
どんなことにも応援や差し入れもたくさんあるし、プライベートなのか、なんなのかよくわからないこともある。

問題はリョウクのミュージカル後にその後輩の女の子を含めた何人かで飲みに行ったことを聞いた時だ。
わかってるつもりは、あくまでつもりだったんだとー。

氷山の一角に過ぎない、そんなことで気持ちが上手く消化できてなかったせいか、キュヒョンの言葉がカチンと頭に来た。

もちろん他のメンバーの人やリョウクも同じことをしているけど…。


「キュヒョンの言うことはよくわかるよ。不安にさせてごめんなさい…」
「反省してるんなら、」
「でも、」


キュヒョンの言葉を遮り、息を吸った。


「浮気のどうのこうのは言われる筋合いないんだけど」


あー、なんで今日みたいな幸せな気分の時にこんなことを言ってしまうんだろう。
頭ではわかっているのに、私の口が黙ってくれない。


「そんなに軽々しく浮気なんて言葉出さないで。人のこと言う前にキュヒョンは自分自身のことを思い返したら?」
「それ、どういう意味?」


引き寄せられていた身体を離すと、私の腕を掴み、目を見据える。

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設定タグ:SUPERJUNIOR , キュヒョン , リョウク   
作品ジャンル:恋愛
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ひきゅ(プロフ) - あゆさん» あゆさーん!ありがとうございます(*^^*)しかも最初から読んで頂いている貴重な方ww早くもコメント頂けて、嬉しい限りです(>_<)カモフラージュものんびりとやりますが、お付き合い頂けると幸いです\(^o^)/これからもよろしくお願いします! (2014年6月25日 22時) (レス) id: db3011806f (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - 完結おめでとうございます!最初から読んでる人、ここにいます!笑 カモフラージュもとても大好きです!これからも頑張って下さい! (2014年6月25日 18時) (レス) id: 52c9723756 (このIDを非表示/違反報告)
ひきゅ(プロフ) - あゆさん» 4まできてしまいましたー!ww長いことお付き合いありがとうございます(*^^*)ノロノロ運転ですが、頑張りますー\(^o^)/ありがとうございます♪ (2014年4月21日 22時) (レス) id: db3011806f (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - おおっ、ついに4まできたんですね!楽しみにしてます、頑張ってください(*`∀´*) (2014年4月21日 21時) (レス) id: 52c9723756 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひきゅ | 作成日時:2014年4月21日 21時

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