【刀剣乱舞】引継ぎさん その3

97話ですよ。 ページ9

朝目が覚めると目の前に蛍丸がいたのは驚いた。蛍丸が言うには起こしに来たら一緒に寝ちゃったとの事。可愛いなお前。


蛍「国行が起きたのは引き継ぎさんが帰ってきてすぐに。でも、ちょっと眠いから寝るって言って寝てから起きなくなっちゃった。」


いつもはたたき起こしたら起きるのに…。とこちらの蛍丸も苦労しているようだ。いやそういうのじゃなくて。
やはり何かあったんだろうけど、何がまでは分からないな。


『なるほど…。今まで前例の無いことですので、何が出来るかはわかりませんが…。』


蛍「ううん、いいの。国行が起きないのが悪いんだから。」


蛍丸に厳しいお言葉を頂くのも明石あるあるだな。


蛍「ここだよ。国俊、入るよ。」


愛「おう！」


すっと障子を開くと部屋の中央ですやすやと眠る明石とその傍で座っている愛染がいた。


『…。愛染国俊様はどのような看病をされていました？』


愛「看病といってもずっと見てるだけだな。あとたまに叩いて起こそうとしたり。」


蛍「薬研にも見てもらったけど、どうしようも出来ねぇって言われたんだよね。」


薬研にも分からないか。よし、先輩召喚しよう。


『私にも分からないのでこういう類のものに詳しい人に聞いてみましょう。』


そう言いながら社用携帯で電話をかける。かける先はもちろん。


2「はいこちら、時の政府引継部2番です。」


『10番です。』


2「あらぁ！10番ちゃん、体の調子は大丈夫？？」


『すっかりピンピンです。姉さんこそ助けに来て頂きありがとうございます。』


2「いいのよ〜！助け合ってこその引継部よ！で？今回はどうしたの？？」


『ちょーっぴりめんどくさいことが起きちゃって、7番さんいます？』


2「7番ちゃんね。ちょっと待っててねん。」


姉さんがそう言うと、保留音が流れ出す。たまに、この保留音誰かがイタズラでウ〇ト〇ソ〇ルにしてるんだよねぇ…。誰かは言わないけど…。


7「はいはーい。どしたの10番ちゃん？？」


『お疲れ様です。ちょっと聞きたいんですけど、刀のまま目覚めない事案はそのまま放置するなり人間のいいところ見せるなりするってのは習ったのですが、1度起きて人の体の状態でまた眠ってしまわれた場合はどうすればいいですかね？』


7「チョットナニイッテルカワカラナイナー。」


『テレビ通話にするんでかけ直しますね。』


7「ごめんて！怒らないで！でもありがたいです！」

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