117話ですよ。 ページ33
まじ薬研さん薬研ニキです。ありがたや。
薬「ここを右に曲がって2つ目が槍部屋だ。ここまででいいか？」
『いやもう本当に助かりました。ありがとうございます。これお礼といっては何ですが…。』
いちごみるくの飴を手に3個乗せる。短刀に大人気のいちごみるく。果たして薬研ニキは好きなのか。
薬「おっありがとな。美味しくいただくぜ。」
好き嫌い以前に優しさがにじみ出た。ここの薬研いい人。違った、いい刀。
じゃあなと来た道を戻っていった薬研。本当に有難かった。本丸の間取りは覚えてるんだけどどこがどの部屋とか一切わかんなかったからさ。そこが槍部屋ね。覚えた。大丈夫。
『えっと…。2つ目が…おぉ。』
曲がりながら薬研に言われたことを繰り返していたら縁側でごろ寝してる日本号がいた。博多藤四郎の膝枕(胡座)で、しかも博多は日本号の頭の上にパソコンを置いてパソコンをいじっている。え、日本号それで起きないの。
博「あっ、役人しゃん。どうしたと？」
『へし切長谷部様を探しているのですが…。』
博「長谷部？こっちにはきとらんよ。」
『なんてこった…。あぁ、あの。へし切長谷部様といったらという場所、知りませんか？』
博「うーん。あっ庭はどうじゃろ。長谷部は藤の花ば好きっち言いよったけん。ばってん、ほんとにおるかはよーわからん。力になれんで申し訳なか。」
『いえいえ。藤の花が庭にあるなど知らなかったのでとても助かりました。これ、よかったら貰ってください。』
博多にいちごみるくの飴を渡す。ついでに日本号の分も。
博「よかと？！俺いちごみるくの飴大好きやけん嬉しか！！」
ぱぁぁとしながら早速ひとつ頬張る博多。可愛いかな、可愛いかよ。まだまだここにいたいけど私はもう行かなくてはなのだよ。すまないね博多くん。
『そ、それでは失礼します。』
博多「ならね〜。」
庭に藤の花。たしか黒田の家紋に藤の花が使われてるんだっけ。
『あー…こんのすけいる？』
こ「なんの用ですか急に。」
ぽふんと私の目の前にこんのすけが現れた。
こんのすけを呼ぶってことはもうあれしかないでしょ。あれだよあれ。
『藤の木が庭にあるはずなんだけど、どこにあるか教えてくれない？？』
こ「はぁ。さっきも薬研藤四郎様に道を聞いてませんでした？」
『部屋の間取り図は頭に入れてるんだけど、どこに何があるかまではわかんないんだよね…。』
こ「はぁ…。」
何回ため息つくんだよ。
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光莉(プロフ) - 彼方さん» あの頃の10番はきっと疑わない性格だったんでしょうね....。少し走ってしまってちょっと読みにくい文面になってしまい申し訳ないです(´・ω・｀)またこの辺りは本編で触れたいと思ってるのでその時にはもっと詳しく書けるようにします！応援ありがとうございます！ (2019年5月23日 7時) (
レス) id: 78dc364c5f (このIDを非表示/違反報告)
彼方(プロフ) - 流れるようにブラックな部署に配属された10番さんが哀れな様なちょっと面白いような。これは逃げられませんね。でも人事の目は正しかったんだなと今までのお話読んでてよくわかるのて、良かったです！10番さん光莉さま、お身体に気をつけて、これからも頑張ってください (2019年5月22日 20時) (レス) id: 90eb996ab4 (このIDを非表示/違反報告)
光莉(プロフ) - 彼方さん» コメとリクありがとうございます！入社のお話はいつか書きたいと思っていたのでリクを頂きとても嬉しいです！ブラック会社云々はどうだったんでしょうね...？公開まで今しばらくお待ちください！ (2019年5月15日 8時) (レス) id: 78dc364c5f (このIDを非表示/違反報告)
彼方(プロフ) - はじめまして。一気読みさせていただきまして、とても好きな作品だと思いました。丁度リク募集中とのことで、図図しいですがリクエストさせていただきたいです。10番が引継部に入社？した時のお話とか読んでみたいです。まだブラックな職場とは知らないのでしょうか。 (2019年5月13日 15時) (レス) id: 90eb996ab4 (このIDを非表示/違反報告)
光莉(プロフ) - iceblast5さん» ありがたいお言葉ありがとうございます！ゆるゆると更新していきますが、頑張ります！ (2019年5月2日 11時) (レス) id: 78dc364c5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：光莉 | 作成日時：2019年5月1日 14時
