Delusion Dark Pot 5

その2 ページ2

光side


『あとで』 かぁ……



とっとといちゃいちゃしたいのになぁ……



まあいいや。
薮は、あとでっての
家帰ってからだって思ってるだろーけど


丸つけ終わったら無理矢理にでも
いちゃいちゃしてやろ！
襲ってやろ！！



あ、体目当てでは決っっっっっしてないですよ！？


ただヤったときの顔とか
その他もろもろが、とんっっでもなく
可愛いから、ヤりたいだけなんです！



ああーーー可愛い。とにかく可愛い。



眉間に皺寄せて考え込んでる顔とか


くるくる赤ペンを回す指とか


ぺろっと唇を舐める色っぽい舌とか



全てが可愛い。



中学のころからあまり変わってない顔を
まじまじと見つめると




やぶ「あんま見んな。きしょい」



って睨みつけながら暴言吐くけど
耳が若干赤くなってる。



照れてるのかな？ かーわいっ♪



そんな風に薮を眺め続けてると

かなり時間が経ったのかな？



やぶ「ふぅーーーっ……」



大きくため息を吐きながら
ペンをしまい、のびをし始めた



あ、終わったみたい！



「え、終わったの？」



やぶ「うんっ！」



キラキラとした笑顔で嬉しそうに
うなずく薮。


ヤバイ、輝きで失明しそう



がちゃがちゃとペンとかをしまい


よしっ！と呟いて立ち上がると



やぶ「んー、じゃあ光、また後でね」



んん？ どこにいくと言うんだい？



「え、どっか行くの？」



やぶ「うん、サッカー部行くつもり
……だけどどーかした？」



……そんなの行かせるわけないじゃん



やぶ「じゃーね」



と行って出ていこうとした薮の腕をつかみ
思いっきり引き寄せた



やぶ「うぉっ！？ え、なに光？」



「あとでならいちゃいちゃして
良かったんでしょ？
薮不足なの。薮ちょーだい？」



そう言って腕の中の薮にちゅっときすすると



やぶ「っ、ぅあ………、い、えでで、しょ？」



キスしただけなのに真っ赤になる薮が
愛しくて、もう一度キスをした


今度は深いの！



やぶ「んぅ……………、ぁ………、ぅ
ん、っは、ぁ…………………、は」



「嫌だ。今欲しい」



やぶ「こ、こ教室、じゃん……っ、///」



「だから？
そんなの薮が声我慢すりゃいーじゃん」



やぶ「っ、ぇえ？」


薮が戸惑ってる間に
しゅるりと薮のネクタイをほどくと


抵抗してくる両手を掴み
体の後ろでしっかりと固定した



やぶ「ひ、かるっ！ やめ、ろこのバカっ！！」

その3→←校内で艶やかに　hkyb　*

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