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その3 ページ46

ひか「だぁーかぁーらぁー
何を見たの?忘れたいの?」



「だから何も見てないって!

クローゼットの中に大量の
色んな種類の玩具があったこととか
メイド服とかのコスプレ用の大量の服とか
瓶に入った怪しい液体とかオレは見てないって!!」



ひか「大ちゃん………アホなの……」




あれはヤバイ、もうヤバイ



こんなの薮ちゃんに言えるわけないし



あの量の玩具は……えぐい……



あれだけ使われたら確実に腰は死にますね



未使用のもいっぱいあったし



知らない方が幸せだよ、うん



しかもコスプレ用の服も大量だったし




封がされたびやくっぽいのが
入ってる瓶もあったし



薮ちゃんには黙っとこ



それに光くんが言うことを
許すわけないもんね



ひか「あ、別にいいよ?薮に言っても」



「へっ!?」



なんでだろう?結構意外………



ひか「だって薮にばれたところで
いずれ使うのには代わりないもん
あ、待って、言ってくれた方がいいかも……!」



「え、どういうこと……?」



ひか「え、だっていつ、それとかが
使われるんだろ?ってビクビクする
可愛い薮が見れるじゃん」



何をこの人は真顔で言ってるの!?


もう人として末期じゃん……




ひか「ねぇ大ちゃんそんな冷たい顔で見ないで?!
引かないでよ!!」



「引いて、ない、よ?」



ひか「ほら引いてるじゃん!!」



「引いてはないけど、もうちょっと
薮ちゃんのことも考えたげてね?」



ひか「考えてるよ?」



もういいや、薮ちゃんには警告だけしとこ



詳しく言うと光くんの思惑道りになっちゃうしね



薮ちゃんも大変だなぁ………



……………



やぶ「あっ大ちゃーん!どーだった?」



「んーっ、別に普通だったよ?」



やぶ「え?そーなの!?」



「あ、でも注意しといた方がいいよ」



やぶ「何で?」



「詳しくはわかんないけど……
とりあえず注意しとかないとヤバイと思う」



やぶ「分かった、注意しとくね?」



「それがいーよ!!」



でもね、ごめん薮ちゃん
注意した方がいいって言ったけど




オレ、多分注意しても無駄だと思う






END

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作者名:かたつむり | 作成日時:2017年6月22日 18時

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