Delusion Dark Pot 3 (ページ45)

今日:18 hit、昨日:18 hit、合計:324,327 hit

その2 ページ45

そう言うと光くんは俺の耳に
ヘッドフォンをかぶせてきた

光くんが薮フォルダ(音声)34、No.179を
クリックすると

流れてきたのは………

『あひゃぅっ！………んぁっ！』

……………薮ちゃんの嬌声だった

『ひぐっ、も、むりだからぁっ……』

うわぁ……薮ちゃんかわいそーに……
声聞く限り、泣いてるじゃん

………じゃないよ！！！

ヘッドフォンをとり、思いっきり
光くんへ投げつけた

ひか「わぉっ！なにすんの大ちゃん！？
これ高かったんだよ！？」

「そういう問題じゃない！！
な、な、なんてもの聞かせてくんの！？」

ひか「いや薮可愛いでしょ？
というかいのちゃんも
録ってると思うぞーっ？」

え、マジで！？いのちゃんも録ってんの！？

ひか「まーいいじゃん！
あ、そういや夕飯できたぞ！」

「よくないっ！！」

ひか「オムライス冷めるぞ？」

「………うん！いいよ！いいよね！」

オムライス～♪オムライス～♪

ひか (大ちゃんチョロっ……)

………………

………ふぅ、美味しかった～っ♪

さすが光くん！最高に美味しかったよ！！

…………ん？なんか忘れてる気がする

…………………はっ！！思い出した！！

薮ちゃんに頼まれて
光くんの部屋調査するんだった！！

でもなぁ、さっきのこともあったし
嫌な予感がぷんぷんするけどなぁ……

でも、しょうがない！
頼またことはちゃんとしないと！！

「ねぇ光くん！また部屋行っていい？」

ひか「いいけど……何すんの？」

「ちょっとねーっ！」

光くんの了解もとったし、調査再開しますか！

部屋に入ると、奥にあったクローゼットの扉が
開いているのが分かった

………何かある気がする

でも、本能ってやつなのかな？

近づくなーって警告が頭の中でなりまくってる

よし、怖いし閉めるだけにしとこ

本能には従う……べきだよね！

クローゼットに近づき
閉めようと思い手を伸ばすと

……………オレは何も見ていない

窓が空いてたのか風が吹いて
クローゼットが全開になったけど
オレは何も見ていないっっ！！

そうだ… オレは何も見ていないっ……

忘れよう忘れよう忘れよう忘れよう

ひか「何を忘れんのーっ？」

「ひゃあっ！？あぁ、光くんか……」

ひか「え、いやここオレの部屋じゃん
来たら悪いの？」

「い、やそういう訳じゃなくて……」

ひか「……？まあいいや
で、何を忘れんの？」

うわ、光くんの目、怖っ………