52 ページ4
御幸side
俺が風呂から上がると携帯に着信が一件入っていた
Aちゃんからの折り返しの電話だった
俺は部屋に戻ると再度発信ボタンを押した。
御「もしもし...Aちゃん?」
「こんばんは。さっきは出られなくてすみませんでした。お風呂に入ってて」
御「いいよいいよ、俺も今風呂上がってさ。」
「そうだったんですね」
Aちゃんはどこかいつもの元気さがないように感じられた。
やっぱり今日のことがあったからかな?
御「なんか今日元気なくない?いつもと違う感じがして」
「そんなことないですよ!元気モリモリです(笑)」
無理して言ってるようにしか思えないけど...
御「それならいいんだけど、来週の土曜か日曜って空いてる?」
「え?試合は今週じゃないんですか?」
御「そう、それは今週末。来週末、無理ならいいんだけど」
「すみません、多分部活始まるから練習があると思うんですよね」
御「そっか、実はちょっと付き合ってほしいところがあって」
「私なんかでいいんですか?御幸先輩モテるから他にもいますよね?女の子」
もしかしてちょっと避けられてる?
それに、少し怒ってる?
でも今日聞いたことを言ってしまうと
楓ちゃんと倉持がしてくれたことが台無しだ
俺は関係も今の雰囲気も悪くしないように
少し話題を変えてその後5分ぐらい話をしていた
明日も朝練あるし、Aちゃんもそろそろ寝るらしく、電話を切った。
.
86人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Ruru | 作成日時:2016年12月2日 8時