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御幸side



俺が風呂から上がると携帯に着信が一件入っていた


Aちゃんからの折り返しの電話だった


俺は部屋に戻ると再度発信ボタンを押した。



御「もしもし...Aちゃん?」


「こんばんは。さっきは出られなくてすみませんでした。お風呂に入ってて」


御「いいよいいよ、俺も今風呂上がってさ。」


「そうだったんですね」



Aちゃんはどこかいつもの元気さがないように感じられた。


やっぱり今日のことがあったからかな?



御「なんか今日元気なくない?いつもと違う感じがして」


「そんなことないですよ!元気モリモリです(笑)」



無理して言ってるようにしか思えないけど...



御「それならいいんだけど、来週の土曜か日曜って空いてる?」


「え?試合は今週じゃないんですか?」


御「そう、それは今週末。来週末、無理ならいいんだけど」


「すみません、多分部活始まるから練習があると思うんですよね」


御「そっか、実はちょっと付き合ってほしいところがあって」


「私なんかでいいんですか?御幸先輩モテるから他にもいますよね?女の子」



もしかしてちょっと避けられてる?


それに、少し怒ってる?


でも今日聞いたことを言ってしまうと


楓ちゃんと倉持がしてくれたことが台無しだ


俺は関係も今の雰囲気も悪くしないように


少し話題を変えてその後5分ぐらい話をしていた


明日も朝練あるし、Aちゃんもそろそろ寝るらしく、電話を切った。





.

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作者名:Ruru | 作成日時:2016年12月2日 8時

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