〜[俺物語!!]複雑恋愛関係〜

姫、告白する ページ21

治療室の前で待っている二人。
長い沈黙が続く中、それを切ったのは猛男だった...



猛男「...姫」

A「...何」

猛男「砂が言ってたやつさ、どーゆーコトだ？」

A「あーあれ？ホントは夜に言おうと思ってたんだけどね...」

猛男「？？」

A「猛。私は小さい時から猛男の事が好きだったんだよ」

猛男「！？」

A「猛はさ、自分は女子にモテないとか言ってたけど...近くに居た女二人は惹かれてたからね？」

猛男「それって姫以外にもいるってことか！？」

A「うん...。こんな時にごめんね...」

猛男「いや、大丈夫だ」

A「私は猛の事が好きです。ずっとずっとずっと前から」

猛男「...」

A「大好きです。付き合ってください！」



Aは泣きながら猛男に面と向かって伝えた

9年間溜めて溜めて溜めた思いを今吐き出した



猛男「姫...ごめん。俺はお前の気持ち受け取った。だが...俺は今好きな人がいるんだ」

A「...うん」

猛男「こんな俺を好きになってくれてありがとう。伝えてくれた想いは無駄にはしねぇ！」

A「...うん」

猛男「...想いを伝えてくれてありがとなっ！！」

A「...うん！」(ニッ



すると丁度治療室から砂川が先生達と出てきた



A/猛男「砂！！」

医者「背中は無事でした。これからも歩けます」

A「良かった...！」

医者「ただ頭もぶつけたみたいで...今日一日入院して脳に異常がなければ明日退院という形になりますがよろしいですか？」

A「わかりました。砂川くんの両親には伝えておきます」

医者「ありがとうございます。ではこちらの看護師に部屋をご案内させます」

猛男「うっす！あざっす！」

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