第十五訓 ページ15
「それが、俺らに信じてもらえるとでも？」
もう何度したか分からない説明をすると呆れたようにため息をつかれた
「ほんまに信じてって！！」
強めにトーニョはそう言うが、それでも信じてくれない
「そんな自分の身近に魔法使いがいるんですー。見たいな明らかな嘘をなんで信じなきゃいけねーんだよ。」
「えー、信じないんですかィ？土方さん。それでも警察ですかィ？」
「困ってる人の言葉を信じるのが警察ってもんでしょーよ。」と沖田くんは頷きながら煽る
「そうだぞトシ。困ってる人の話を信じないのは失礼だ」
スパンっと戸が開く音がして音方へと目を向ける
「近藤さんっ！？いつの間に…。」
腕を組み、突如表れたこの男性。
実は先程から俺達の様子を見ていたのだが……。
誰だ？見たところ何かの動物に似ている気もするが……いや。それは失礼だ。落ち着け俺。
「なんか……あれに似てまんなぁ…。ゴリ……ふぉっ！！ちょい！何すんねん！！」
笑顔で失礼なことを言うトーニョの口をふさぎ「いやー？別に？」と返す
「話は聞かせてもらった。君たち、異世界から来たと言っていたが住むとこはあるのか？」
「あっ……。」
住むとこ……そこまで考えていなかった
すると男性はニッと笑い俺達にこう言った
「住むとこがないならここに住めばいい。その方が君たちもそのお友達を探せるだろう。」
惹かれる提案だった思わず目を見開いてしまうほど。
「はぁ？近藤さん。こんな怪しい奴等を真選組に置いとく訳にはいかねぇ。」
と土方くんが却下した
「でもよぉトシ。トシにとってはそれが一番良いんじゃないか？」
「それは…」
近藤の言葉に悩む土方くん。
土方くんにとっては怪しい俺達を外へ行かせるかここに置かせるか。どちらがいいかなんて圧倒的に後者のほうがいいだろう
ただそれは真選組に危険をもたらす可能性があることだって分かっているはず。もちろん俺達はそんなことしないけどね？
「じゃあ決まりだ！ようこそ真選組へ！」
その悩みをオッケーと捉えた近藤は拍手で俺達を迎えた
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夢宵桜(プロフ) - 銀魂もAPHも大好きなジャンルなので大歓喜です！ギャグもテンポも良くて一気に読みました！応援しています！！ (12月22日 18時) (
レス) id: c96fd0b24c (このIDを非表示/違反報告)
チェル(プロフ) - コメント遅れました…今回もとっても良かったです！沖田と本田さんは私の好きなキャラなのでその二人の会話があってテンション上がりました！重なりますが今回も更新ありがとうございます。 (8月22日 21時) (レス) id: 161d139e6e (このIDを非表示/違反報告)
ひかさく(プロフ) - チェルさん» 本当ですか！？この二人の会話可愛くてお気に入りの話だったので嬉しいです！この銀さんにとっては菊さんの存在は多分新八くんや神楽ちゃんと似たような感じだと思うんですよね…！子供が一人増えた的な！アーサーさんは多分桂さんのような関係ですかね…？ (8月15日 23時) (レス) @page23 id: 9a3eb1e965 (このIDを非表示/違反報告)
チェル(プロフ) - 更新ありがとうございます！忙しくて更新に気づくのが遅れてしまいました…今回のお話はひたすらに神様お菊様と崇めたくなるくらい可愛らしい菊さんと銀さんの会話が見れて良かったです！ (5月25日 17時) (レス) @page22 id: 161d139e6e (このIDを非表示/違反報告)
ひかさく(プロフ) - チェルさん» コメントありがとうございます！ そうですね笑 土方さん上にも下にも問題児をかかえているのに更に面倒な問題児が増えて…胃痛薬をプレゼントしてあげなければ…！ 第一印象は…眉毛の人もありそうですが、土方さんなら危険な眉毛という認識かもしれません笑 (2023年4月9日 17時) (レス) id: 9a3eb1e965 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひかさく | 作成日時：2022年8月12日 14時
