【Im～イム～】白翼の乙女《第5章》 (ページ37)

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184話ページ37

日本支部にて支部長及び鴉の子が帰ってきた。

そんな彼らに弟分、妹分(雛鳥)達が駆け寄る。

雛鳥「「「「お帰りなさい‼!」」」

八咫/鴉の子「「「「ただいま‼!」」」」

あ、ちょっと待って。
私も混ざりたい。←

八咫「にしても晴吾、大丈夫か？
　なんなら支部(うち)に泊まっててもええんやで？」

晴吾「大丈夫です。
　お気遣いいたみいります。」

そう言って頭を下げる。

コンス「お帰りー‼
　 Σて、えぇええええええええええええええええええええええ‼!
　誰⁉ 晴吾君、その女の子⁉」

晴吾の腕の中に8歳程度の少女がいる。

晴吾「うるせぇよ、ハゲ。」

コンス「ハゲてないよ⁉」

晴吾「起きるだろ、姉貴が。」

コンス「あー、天妃かー…
　 Σて、はぁああああああああああああああああああああああ‼?」

雛鳥の1人に「お兄さんうるさい」と言われるがしょうがない。

10年近く想っていた女性がいきなり若返っていたらそりゃ誰もが驚く。

実は桐谷が預かるという話もあったが、その時抱きかかえていた晴吾の服を離さなかったので
そのまま晴吾に…。

服はズボンは脱げて、上だけである。

下手したら犯罪((殴

コンス「あれ？でも髪色が違くない？
　なんかこう青から赤にグラデーションかかって、なんていうのかな？
　こう……宵の空みたいな…。
　耳もなんかとんがってるし…。」

確かにそうなのである。
実兄である桐谷に聞いてみたら、これが本来の髪色であり、
マガイを喰べる必要がなく、普通に食事だけで生活ができるらしい。

要は普通の子供なのである。

天妃「ん…。」

コンス「あ、起きた。」

八上「おはようございます。」

天妃「？
　おはよー…zzzz」

稲羽「寝た…;。」
八上「寝ましたね…。」
コンス「寝たね…。」
八咫「寝たな…;。」

天妃は再び目を開けて、コンスを見る。

コンス「？」

天妃「んー？
　あ、ハゲ。」

全員ー天妃/コンス「「「ブフォ‼」」」

コンス「ねぇ、酷くない⁉」
晴吾「事実だろ。」

コンス「僕はフッサフサだよ。」

天妃「ごめん、光がはんしゃしてハゲに見えた。」

コンス「Σ無垢な目がなお僕の心を抉ってくる‼」

天妃「んで、コンス先輩は何故ここに⁉」

コンス「あ、記憶は幼児に対抗してないのね⁉」

天妃「帰ったらハンバーグが良い。」
晴吾「わかった。」