180話 ページ33
セト「お前、天妃の血の繋がらない弟かよ‼
完全にイムホテプに感化されてんじゃん‼」
いや、イムに出会う前でも同じことしたと思う。
脳筋だから。←
セト「けど言葉にゃ気をつけろや小僧。
今ここにいる人間一瞬で消えたって…、
人類がちょいとちちくりあえばお釣りがくるくらい生まれるんだからな。」
君、一回はお祖母ちゃん(テフヌト)とお母さん(ヌト)、君の姉妹(イシスとネフティス)に説教喰らってこい。
なんなら、体女性に変えてやるから。
そこの稲羽君。君、下ネタと考えたな。
そろそろ空気を呼んでくれ給え。
天妃「セト君、私の弟の非礼は詫びよう。
だが話が脱線してきているぞ。
どうせ、マガイの回収とイムが持っているあの水晶のことだろう？」
セト「ああ。
『ジェゼルを消せ』という命令で解放したんだ。
考えなしの“
逆ギレされてもなぁ…;
ハルちゃんのお陰で殴る気失せたし。
イム「貴様の下僕には二度と戻らない‼」
天妃「元凶云々についても、あれは君達が撒いた種だろう？
責任転嫁にも程があるよ。」
セトは小さく呟いた。
え？
セト「ああ…、そうかい…。
やっぱりお前ら、嫌いだわ‼!」
海の水が巻き上げられる。
オイオイ、勘弁してくれよ…。
セト「お前のせいでみーんな死ぬんだぜ。
これからももっともっと死ぬ。
ジェゼルを消さない限りもっとな。」
しゃーない、偶にゃあ本気でやりますかね…。
セト「全員魂ごと消し済み決定ッッ‼!
二度と転生も許さない‼!」
鎌を振り上げようとする。
パァン
天妃「すいませんねー、手が滑っちゃてセト君の鎌が氷塊に当たって落っこちちゃったー(棒」
おお、いい具合にキレてるね。
空丸「主人‼」
天妃「手出しは無用。」
セト「何の真似だ？
お前は俺達に手を出すことは出来ねぇだろうが。」
『異界の神はその世界の神に手を出してはならない』
天妃「だが、それと同じ
『理不尽な理由で故意に攻撃されたり、あるいはされかけたら正当な防衛とみなしこの限りではない』
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作者名：not厨二病者 | 作成日時：2020年3月16日 12時
