174話 ページ27
支部では、
「吉報です‼!」
支部長の救出と人的被害が居ないことに喜びをあげる。
「御空下位神官が巨大マガイを討ち取ったと！」
その知らせが聞こえた桐谷とコンスは目を合わせる。
コンス「やりましたね。」
桐谷「当然だろ？
俺の友人の子孫で、俺の妹の弟なんだから。」
そう言って、桐谷は椅子から立ち上がる。
コンス「どこに行くんです？」
桐谷「あー、偶にゃあ俺自ら出向こうかなーって。
行ってくるわ。」
コンス「行ってらっしゃい。」
・
異常発達した積乱雲は消えたと報道が流れる。
アヌ「よかったねー！」
陽乃芽「うん！
猫ちゃんもありがとう‼」
空丸「ミャー。」
実は空丸、ずっとケセムケトを尾行し陽乃芽を家まで送ったのである。
ニュースを見た瞬間、主人から帰ってこいと言う指示が来たので
音もなく瞬間移動する。
・
稲羽「支部長‼
なんで出てきたんスか⁉
危ねーなー、もう‼」
八咫「俺のケツ、お前らだけに拭かすんは俺が許せんかったんや‼
…親心や親心。」
空丸「ナルホド、無茶ハホドホドニシナイト血圧上ガリマスヨ。」
八咫「そうそう、あんま怒ってると血圧が………
猫が喋ったァアああああああああ⁉」
稲羽「お前、どこ行ってたんダァ⁉」
突然の喋る猫が姿を現したことにより、八咫は驚く。
空丸(この反応、もう飽きてきた…。
あと、猫じゃなくてサーバルキャット…。)
八咫「何処の猫や…？
首のスカーフに
八上「天妃お姉ちゃんのペットで相棒さんです‼」
空丸「ハジメマシテ、八咫日本支部長。
空丸ト申シマス。貴殿ノ話ハ常々、我ガ主人カラ聞イテオリマス。
今回ハ主人ノ命デ別行動を取ッテオリマシタ。」
そう言って、八咫にお辞儀する。
八咫「こりゃ、礼儀正しい猫なこって。
あの子がいつもお世話になっとるなぁ。」
空丸「恩人ナノデ。」
挨拶も終え、八咫は状況確認をする。
ラト「八咫支部長。
やはりこの船はもう動かないようです。
今、思金隊長に小型船の手配を要請しました。」
八咫「おおきに。」
しかし、このメンバーに人数がかけていることに気づく。
晴吾、天妃、イムホテプだ。
稲羽「ああ、そうだ。
聞いてくれよ、支部長。御空の奴よ…」
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作者名：not厨二病者 | 作成日時：2020年3月16日 12時
