【Im～イム～】白翼の乙女《第5章》 (ページ15)

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163話ページ15

天妃side

はい、只今中継でお送りしてお((殴

晴明「ですが、娘と息子なら‼!

　あの子達は文献にあった晴天と翼の神に似ている…‼
　晴吾はきっと生まれ変わりだ‼

　娘___天妃は翼の神が晴天に、この神社に預けた神聖な子‼」

へー、覚醒遺伝なのか精霊(カー)が同じなのかな？

晴明「いづれはあの子達を結ばせて、
　大きくなるまでなんとか封印を保たせれば…
　あとは……。」

……あ、うん。

別に兄弟結婚に関しちゃね、昔からよくあることだから無理だの有りだのは言わないよ。

でもね、それを人様に言うのやめようよ。

晴吾「お姉ちゃん？」

噂をすれば影が差す。
この天使にこんなブラックな話を聞かすべきではない。

晴吾「遅いよ!
　お父さんは何してるの？」

天妃「ごめんごめん。
　お父さんは今忙しいみたいだから、後でね。」

手を繋いで部屋まで戻る。

まぁ、あの話は極力晴吾の耳に入らないように尽力しよう。

私はただ、3000年前(昔)に出来なかった大切な物を守るそれだけ。

この家族がいる幸せを守れれば、それでいい。

晴吾「ジェンガ飽きたから他ので遊ぼ？」
天妃「いいよ。次は何する？」

この小さな生き物を守ろう。

でも、この大切な物(幸せ)はすぐに脆く崩れてしまうのを

この時の私は知らない。