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なにそれ…なによそれ…こんな事実って、、
すごく、すっごく胸が痛いよ。
その時の八乙女くんの気持ちを想像するだけで…心が痛すぎるよ。
慧「…は！(驚)え、なんで泣いてんの？」
と伊野尾くんにそう言われるまで、涙が溢れていた事に気が付かなかった。
あ「え…あっ、わたし…(唖然)」
慧「それさ、誰の気持ちを想って泣いてんの？」
あ「…え、」
慧「辛かったのは、光だけじゃないよ？僕だってすごく辛かった。先輩もきっと、辛かったはずなんだ。」
あ「え、あっ…ごめんなさい、わたし。。」
バカだ、私。ここで一番辛い想いをしたのは、きっと伊野尾くんじゃないか。そんな事当然でしょ、
だって…2人の両想いに気付いてしまったのだから。
自分の好きな人が、他の誰かを好きだってわかっちゃって…
ましてやその相手が、…親友だったなんて。
伊野尾くんっ…
あ「伊野尾くん…すごく辛かったよね。よく耐えてきたね。」
心からそう思えた。
慧「…ったり前じゃん、辛いに決まってんじゃん。辛いなんて言葉じゃ済まないよ。2人の事、一生許せないって思ってた。」
あ(…黙)
慧「どう？こんな僕にちょっとは同情した？」
あ「え、いや、その…私、とてもじゃないけど、こんな経験した事ないし…その時の、、いや、今もかもしれないけど、伊野尾くんの気持ち本当にわかるはずないけど…でもっ…
慧「じゃあさ、抱きしめてよ。」
あ「へ？」
慧「わかってくれなくてもいいからさ、だから、今ここで抱きしめてよ。じゃあなんか大丈夫になる気がする。ぼく、Aちゃんに抱きしめられたら、大丈夫な気がするんだ。」
え…なにそれ、
あ「え、いや、その、わた、し、そう言うのは…(困惑)」
慧「お願い。じゃないと僕、…
”グイッ”
と急に腕を引っ張られて、
あ「っえ…」
気付くと伊野尾くんの腕の中だった。
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ちー(プロフ) - ぱおぱおさん» コメントありがとうございます。毎日だなんて嬉しいです。亀更新で申し訳ございません。。マイペースではありますが、これからも更新頑張って行くのでどうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m (2017年8月5日 22時) (
レス) id: 55b4c0a502 (このIDを非表示/違反報告)
ぱおぱお - 本当にこの小説が大好きで毎日チェックさせていただいてます！ (2017年8月5日 13時) (レス) id: 7a2e235d30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちー | 作成日時：2017年7月11日 2時
