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#101 ページ1






途中気になることがあったけど、今日のデザイン展は無事終了した。




たくさんの人が訪れてくれて、こんなにもすごい展示会になるとは思わなかった。その中でも私の作品に目を通してくれて、少しでも気になってくれた人がいたのなら嬉しいな。




私のデザイン人生はまだまだこれから!






そ…気になることと言えば、、






八乙女くんと伊野尾くんの高校の先輩だって言う、あの綺麗な女性。帰り際に「またね。」とだけ言い残しあっさりと帰って行った。





「またね。」って、またがあるってことか…




今日再会したのをきっかけに連絡を取り合ったりするの?それで頻繁に会うようになるの?




だから…一体どんな仲なんだろう。考えても考えてもわかるはずないのに、考えてしまう。













慧「今日は大繁盛だったね。すっごい人来てくれたもんね〜!だからこそ疲れた!」






あ「だよね、あんなに来てくれると思ってもなくてびっくりしたね!」





慧「光の作品もAちゃんの作品もたくさんの人に観てもらえたって事だよ。よかったね。何だか先越されちゃったな〜〜」






あ「ほんとに有難い事だよ。色んな人に感謝しないと。これからだよ、伊野尾くんの作品だってたくさんの人に観てもらえるのは。」






光「あぁ、お互いもっと頑張んないと。」






慧「だよね、もっともっと上目指そう!」







こうやって意識高め合ってる時だって、どうしても気になるのは…あの女性の事。2人は全く切り出さない。それはこの場に私がいるからか?私には知られたくない2人の秘め事でもあるのか?





私は意を決して…




あ「そういやさ、2人の高校の時の先輩?偶然でも観に来てくれたなんて嬉しくない?」




と2人に向かって問いかけてみた。






その質問に2人は目線を落とした。ワンテンポ遅れて伊野尾くんが喋り出した。





慧「うん、久しぶりの再会でさ、ほんとびっくりした。」





あ「そうなんだ。すごく親しい様子だったけど、久々だったんだね。それなら余計嬉しいよね。」






あいも変わらず話に入って来ないのは八乙女くん。正直異様な空気だった。この話を切り出した事に後悔を覚えた。







そんな中ようやく口を開いたかと思えば





光「ちょ、先帰るわ。今日は慣れない事やって疲れた。じゃ。」




とこちらの返事を聞く事なく早々と去って行った。





やっぱり何だかおかしい…

#102→



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ちー(プロフ) - ぱおぱおさん» コメントありがとうございます。毎日だなんて嬉しいです。亀更新で申し訳ございません。。マイペースではありますが、これからも更新頑張って行くのでどうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m (2017年8月5日 22時) (レス) id: 55b4c0a502 (このIDを非表示/違反報告)
ぱおぱお - 本当にこの小説が大好きで毎日チェックさせていただいてます! (2017年8月5日 13時) (レス) id: 7a2e235d30 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちー | 作成日時:2017年7月11日 2時

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