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…
「Aさん、大丈夫なんですか？」
「ん、大丈夫ちょっと眠いだけ。」
「…すいませんいけない想像しました。」
「ちょ、っと美南ちゃん…。」
「だって新婚じゃないですかぁ。」
確かに。
照は体力ありすぎだけど。結構大切にされてる自覚はある。
といってもこの眠いのは睡眠不足？そうでもないけどなぁ。
なんだろ。
こんなに眠いまま会議に出るわけにいかないし資料もまとめないといけない。
「コーヒーいれてくる。」
給湯室に行く途中で書類を手にした里子に会った。
「お疲れ、どうしたの？なんか元気ないね。」
「眠いの、疲れたのかなぁ。それ、うちの？」
「いや、総務。最近営業さんとこ行くことないわ、たまには抜け出したいから間違えて書いてよー。」
「怒られるの私なんだけど。」
「大丈夫大丈夫。あ、今日飲みに行かない？宮ちゃんの友達の店。」
「あー、綺麗な顔の翔太くん？」
「そ。イケメン拝みながらごはん食べたいなぁって。」
里子との会話は内緒にしておいて。
照の許可もらって久しぶりに里子と飲みにきた。
「翔太くん、久しぶり。」
「いらっしゃい。あ、、この前はすみませんでした。俺誤解しちゃって、涼太に後から怒られました。」
誤解、とは。
私はこのお店に来るの2回目で、前に来たのは宮舘くんと話に来たときだ。
「…あ、あんな前のこと覚えてくれてたんですか？すごい。」
「仕事柄もありますけど。覚えてますよ、涼太が綺麗な方連れてきてたんで。」
さすが、オーナーだな。
さらりとお世辞も言ってくれるし、何度か来てる里子のお酒の好みもきちんと把握してる。
じゃあ乾杯、と一口飲んだところで私はなんだか違和感を覚えた。
おいしい、のに。
いい匂いなのに、何か違う。この味は、前に飲んで気に入った味に違いないのに。私の感覚がいつもと同じじゃない。
「どしたの？」
「うーん、いい匂いなのになんか違うっていうか。」
私の言葉に、里子がハッとする。
「A、最近だるくて眠いんだよね。…妊娠してるってことはない？」
「へ？」
「可能性は？」
照、籍を入れるちょっと前から、もういいよねって言ってて。
確かに、可能性はなくはない。
「ある、かも、だけど。」
「やっぱり。」
「でもそんなすぐ？」
「かもね。ってことでこれは私がもらう。」
念のためだよ、って。
里子は翔太さんを呼んで、ノンアルコールのカクテルを頼んでくれた。
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みち(プロフ) - うみ♪さん» うみ♪さんコメントありがとうございます。以前も読んでくださってたんですね。不思議なめぐり合わせ、とても嬉しいです!また読んでやってくださいね。 (2021年1月31日 15時) (
レス) id: 375937212d (このIDを非表示/違反報告)
うみ♪ - こんばんは！初コメです！ケンティーメインのお話の時から好きで、ずっとまた作品見たいなあと思っていてひーくんメインのお話で覗いて見たら作者にみちさんのお名前が！！こんなことってある！？ってなりました！過去作も読ませてもらってます！ (2021年1月31日 0時) (レス) id: ebee9b3126 (このIDを非表示/違反報告)
みち(プロフ) - まりんさん» コメントありがとうございます。このふたりには幸せになってほしいので。その後を書くことにしました。これからもよろしくお願いします。 (2020年8月27日 20時) (レス) id: 375937212d (このIDを非表示/違反報告)
まりん - 続編ありがとうございます。幸せな2人の今後の展開がとても楽しみです。更新ありがとうございます。 (2020年8月24日 22時) (レス) id: f071218485 (このIDを非表示/違反報告)
みち(プロフ) - おこりさん» コメントありがとうございます。更新なかなかできない時もあったのでお待たせしていたかもしれませんが、読んでいただいて嬉しいです！また番外編書くつもりなので、また読んでやってください！ (2020年8月17日 12時) (レス) id: 375937212d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みち
| 作成日時：2020年2月24日 21時
