第26話 ページ27
『そうだねー、私もすごーーく会いたかったー』
何だかいつも同じ会話なので、テキトーに返す
翼「ちょ、冷たーい!つれないよねぇ、Aちゃんは」
『こっちは全然そんな気ないよ』
ちょっぴり不満なのか、そのような感じのオーラを溢れさせてくる
電話なのに
そうだ、と前々から考えていたことを話すことにした
『そういえば翼さん。いつか時間空いてるときない?』
翼「なになに?デートしてくれる気になったの?」
『違う』
度々ぶっこまれるボケを華麗にかわして話を続ける
『話したいことがあるの。電話じゃなくて、ちゃんと会って』
私の真面目なトーンを聞いて少し気が引き締まった様子の翼さん
翼「わかった。……えーとちょっと待って」
手帳を取りに行ったのか、沈黙が続く
翼「……お待たせ。えっとねぇ〜来週に一回だけOFFがあるんだけど、その日でもいい?」
『うん、翼さんに合わせるよ』
翼「オーケー。……場所と時間は?」
『時間は翼さんが決めていいよ。場所は……あまり人がいない、もしくは誰もいない場所が』
翼「じゃあAちゃんの家は?」
まさかの言葉に少々慌てる
『あ、いや、用があるのは私だし、来てもらうのは…………』
翼「俺が行きたい、だったらダメ?」
よくはない、けどそこまでダメな訳ではないし、そのほうが落ち着いて話せるかもしれないと考え、しぶしぶ承諾した
『……わかった。じゃあその日は準備して待ってるから、好きな時間に来て。あ、連絡だけはしてほしい』
翼「わかった。…………ってやべぇ!!もうこんな時間!ってわけで、俺行かなきゃだから、また今度なっ!」
ブチッ
となんとも言えない、少し冷たくも感じる機械の音とともに翼さんとの会話は終了した
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佐藤えふぃあ(プロフ) - 、さん» 申し訳ありません!忘れていました!ご指摘、ありがとうございます (2018年8月4日 12時) (レス) id: 16ed83e62b (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年8月4日 11時) (レス) id: a01a84a4ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:佐藤えふぃあ | 作成日時:2018年8月4日 11時